あたしブログ

ネットスペースデブリ乙女の脳内ラジオ

シャレマニ個別感想 真相√

 

どうも、あたしです。

今回は真相√の感想をまとめていきたいと思います。

ネタバレするので、未プレイの乙女の皆様方はブラウザバックしてください。後生でも願います。

 

 

 

 

 

 

 

真相√感想

 

 

ありがとおおおおおおおおおおおおおありがとおおおおおシャレマニありがとおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉおおお

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俺の心の中の大田が叫び続けている。”ありがとう”と。

BGM「ありがとう〜〜〜〜(なくさないで笑顔 忘れないで涙)ありがとう〜〜〜〜(僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ)ありがとう〜(なくさないで笑顔)ありがとう〜(忘れないで涙)ありがとう〜〜〜〜(僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ)」

 

タクミ√を潜り抜けてもなお彼への愛を貫いた女として、どのブログよりも愛を込めて書く。あたしがこのブログを通して、”記憶”を繋いでいく。これは使命である。

 

 

 

前回、我慢できず陀宰メイ√よりも先に廃寺タクミ√を開いたことによって真相√の制限が外れず瀕死の状態まで追いやられ、やっとの思いでここまで辿り着いたわけですが。 

atashigirl.hatenablog.jp

タクミ√感想の時点で「タクミくんだけハピエンが無い」と大泣きしてしまったが、まずは前言撤回させていただきたい。真相√を通じて、

全タクミくん推し乙女が救われた。

本当に、ありがとう。ありがとう。どう感謝の意を表していいかわからない。

BGM「ありがとう〜〜〜〜(なくさないで笑顔 忘れないで涙)ありがとう〜〜〜〜(僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ)ありがとう〜(なくさないで笑顔)ありがとう〜(忘れないで涙)ありがとう〜〜〜〜(僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ)・・・」

 

いや、冗談抜きで、救われた。まじで、これが「ベスト」っていうのをやってくれた。この終わり方じゃなかったら廃寺タクミ推しの人権は無かったと思う。それくらい報われたと感じた。

 

 

そして、オトメイトに一言。

 

 

AIと恋愛させる乙女ゲーム、何??

 

一体あたしらをどうする気だ??? 殺してえのか????

SF展開になりそうだな、という予想は早い段階で立ててはいたが、まさか好きになった男が人間ですらないだなんて誰が考えたよ。度肝、抜かれたよ。

でもね、

この真相だったからこそ、「恋愛」とは何か?と、哲学の域に到達する程改めて考えさせられ、そして「誰かを好きになることに理由や理屈などは必要ない」ということを痛烈に思い知らされたんですよ。

 

今までの乙ゲ経験史上体験することの無かった感覚で、シャレマニの廃寺タクミの攻略で初めて気付けたことなんです。マジで、すごい。(いやわかんないよ、あたしが知らないだけでシャレマニ以外でももしかしたらAIと恋愛できる乙ゲが過去に発売されてる可能性もある)

でも、このオトメイトの前衛的な試みは今のグローバル社会に順応しつつあって、世界にはイルカと結婚した人や初音ミクと結婚した人もいる。そう、何も問題ない。

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好きになった男がAIだった。だから何?問題なんてどこにもないんですよ。それに気付くことができた。廃寺タクミ√、もとい真相√は”そこ”がすごい。

恐らく、この真相√を潜った結果、廃寺タクミ推しから脱落した乙女の皆様方も少なくないのでは?と思います。そりゃしょうがないよ。だって最初はどうしていいかわかんないよ。え、AI・・?連れて帰ったとして、どうなるの・・・?お付き合い、するの・・?できるの・・・?というか、実体が無い彼をどうやって愛せばいいの・・・・???と、困惑する気持ちはとてもわかる。だから、ここで彼の言う「証明」ができたかできなかったかで二分されてしまうのね。

 

 

「廃寺くんはーー」

 

「何を知っているの?いったい、どこまでーー」

 

「ーーそれを知って、きみはどうするの?」

 

「ボクの秘密を全部知って、どうするつもりなのかな。知っていることすべて話したら、きみは」

 

「ボクから……離れていくのかな」

 

「そう……ならないために、こうやって話してるんだと思う」

 

「どういうこと?」

 

「『知ろうとしない』こと、『思い出そうとしない』こと……そうやって避けるたびに」

 

「本当の気持ちから、離れていってる気がするよ」

 

「分からないこと、伝わらないこと、……見た目とは違うこと……すごくたくさんあって」

 

「本当の気持ちに少しでも近づくために本当の廃寺くんを知りたいと思うのは、離れていくこととは……逆だよ」

 

「…………」

 

「忘れてしまって寂しい気持ちにさせないように」

 

「そのために、お墓を作ったりするんだよね。どんなに大切なものでも、忘れてしまうことはあるから」

 

「でも、忘れてしまえば全部なかったことになるわけじゃない」

 

「だからそれがどんな事実でも……悲しくても、つらくても、受け止められるように……頑張るよ」

 

「教えて、廃寺くん。私の知らない廃寺くんがまだいるんだよね?悲しかったり、寂しかったり……それ以外のことも全部」

 

「知らないと何も言えないから、知りたいの。廃寺くんとちゃんと話したい。近くにいるために」

 

「私は全部受け止められるってーー証明させて」

 

「『証明』……そう言って、ボクとゲームを始めた人間がいたよ……」

 

「この気持ちはなんなんだろうね。きみの望むとおりにしようと思う一方で」

 

「上手く処理できない。結論を出せない。ボクはーー……」

 

「……バウンサー、『おはか』のクオリアシステムをオフにして」

 

「ボクは、今になっても、知らないことがたくさんあるんだと知ったよ。どれだけ月日を重ねても」

 

「ロジックで片付けられないものはあるし、未知のエラーは存在する。そうなると検証は役に立たなくて」 

 

「ボクはまた思うんだ。知りたいって」

 

「きみはボクの予想するパターンから外れて、必要以上のトライアンドエラーを繰り返す。人はそういう生き物だと知ってはいたけど」

 

「ボクはきみのことを『誰よりも知っている』と思っていた。でも、違ったみたいだ」

 

「……調べてごらん。きみの知らないこと、知りたいこと、ここにはたくさんあるはずだよ」

 

「その先に何があるのか、証明して。ボクも知りたいから」

 

「きみが何を知り、何を思うのか。きみの言う『証明』を見届けてあげる」

 

 

 

もうね、真相√で試されているのは、これだけだったんですよ。

あなたのことを「全部受け止められるって、証明させて」。まさに廃寺タクミと真摯に対峙しようとするプレイヤーの気持ちを代弁してくれている。

 

 

 

年下のはずが、年上で。子供っぽいはずが、大人びている。

知っているはずが、全然知らない。

私の知らない、廃寺くん。

 

 

 

「……うさぎに心を痛めたり」

 

「嘘ばかりだと分かっていながらドキドキしたり、怖いと思いながら近づいたり……きみは見ていて飽きないね」

 

「……そうだね、廃寺くんと一緒にいると落ち着かない……分からないことが多すぎて。でもーー」

 

「嘘ばかりじゃないんでしょ?ようやく少し分かってきたよ」

 

「そう?どのあたりが?」

 

「私を……私だけを、ここに呼んだのは」

 

「私のことを信じたいと思い始めているからだよね?だから私だけに、廃寺くんの秘密を教えてくれるんだよね」

 

「……そう、思う?」

 

「うん……でもごめん……私、みんなにも話したよ。今日知ったこと。廃寺くんが教えてくれた秘密……」

 

「別にいいよ。秘密でもなんでもないし」

 

「……でも……」

 

「ボクにゆるされたい?ボクがこわい?」

 

「そんな……ことは……」

 

「でも心臓が鳴ってる。いつもより速く」

 

(心臓……?まさか、聞こえないでしょーー)

 

知り得ないはずのことを囁いて、その右手が私の頬を優しく通り過ぎ髪に触れる。

そして頭を撫でるようにして、ことさら優しく引き寄せた。

廃寺くん自身の胸元に。

 

「大丈夫。怖くないよ」

 

耳を押し当てられたのは、心臓の位置だった。

そのまま耳を澄ませば、とくんとくんと静かな脈動が聞こえる。

 

「音を、聴いて」

 

「ボクの心臓の音と、同じになるまでこうしていて」

 

 

この感想ブログを執筆する前に、己の感情を万全のコンディションに整えるために、念のため2周回ってからここに来たのだが、何度もプレイする度に違うタクミくんが見れるんだよな。

 

最初の頃は、彼のスキンシップや愛情表現も”ただの小学生だ”と思い込んで何とも思わなかったのが、本当は小学生じゃなくて自分よりも恐らく長い間生きている、自分の知らないタクミくんが登場して、今度は触れられることがすごくドキドキするようになって、でも本当はこうやってタクミくんが自分を抱きしめたり独占したりするのも全てずっと抱え込んできた「寂しい」という感情からで、こうして触れていられるのも異世界の中だけで、タクミくんにとって言葉通り「永遠」になりたかった。

 

 

 

「…………どうして独りなの?何か理由があるの」

 

「ーーだって、ほら。ボク、友達はあまりいないって言ったでしょ」

 

「それでも独りではないよね?それに元の世界へ戻ったら会おうって言ったし。私達、もう友達だよ」

 

「独りだよ。友達なんて……本当はいない……」

 

「目の前にいるってば。だから一緒に帰ろう?帰れない理由があるなら、なんとかするよ。それを教えてくれればーー」

 

「……なんでそんなにそっちの世界がいいの」

 

「ここにいて。ここだけがボクの世界なんだ」

 

私の髪に顔を埋めるようにして、廃寺くんは小さく小さく囁く。

 

「ここにいてくれれば……ボクはきみにーー……」

 

「ーーねえ、ゲームを変えちゃダメかな?」

 

「……え?」

 

「陀宰お兄ちゃんには悪いけど、変えさせてよ。お願いだ。他のものなら何でもあげる。今なら全部返してあげられる」

 

「ボクは彼女が欲しい。他のものは何もいらない」

 

「ゲームはお兄ちゃんの勝ちでいい。だから、彼女だけ欲しい」

 

「ずっと触れていたいんだ。このまま……ずっと…………」

 

 

おいたん、異世界に残ってもいい。

心からそう思える。愛、してしまったから–––––

全日本バドエン根絶協会会長のアタイ、これなら別にバドエンも悪くないのでは?と思うくらいにはタクミくんのことをこの手で救ってあげたいと、本気で願った。

ゲームを放棄してまで、そばにいて欲しかったんだよ。ずっとずっと孤独に嘘を吐いて、一人で耐えてたんだよ彼は。誰が捨てられるというんだ?

 

 

 

「……私は、なんでこんなことをしたのかが訊きたい」

 

「たくさんの人をキャストとしてここへ連れてきて、異世界配信が成立しなければキャスト失格としてDEAD ENDに追いやって」

 

「記憶もデータも奪って、この世界から消した。それはどんな理由があっても、許されるようなことじゃないと思う」

 

「けど、そこまで追い込まれた理由を、本当は私達に知って欲しかったんだよね?だからたくさんのことを教えてくれたんだよね」

 

「長い年月の間、ずっと孤独でつまらなかったって。そう話してくれた」

 

「そしてこの月面基地がどんな場所なのかも教えてくれた」

 

「真実を突き止められるように……ヒントをたくさんくれたのは、私に理解して欲しかったからだよね」

 

「ここで死んでいった私のおばあちゃんを、あなたはよく知っていたから。だから他でもない私を選んだ」

 

「それなら私に、全部教えて。ちゃんと受け止めるから。離れていったりしないから」

 

「あなたが誰なのかは分からないけど、あなたがこの世界を作った理由は分かったよ」

 

「ずっと独りで寂しかったから……それが理由なんだよねーー廃寺くん」

 

「そこまで言い当てたのはきみが初めてだよ」

 

「やっぱりきみを選んで良かった。さすが、ボクのお母さんの孫」

 

良かったと微笑みながら、ぴくりともその場を動かない。

何度も私に触れて、そのまま離れようとしなかった廃寺くんが。

今度は自分から、その距離をつくる。

 

「『お母さん』って……」

 

そしてその距離以上に遠く、廃寺くんが離れていく気がした。

 

「じゃあ……廃寺くんは……」

 

生き物すべてが死に絶えた月面基地で、ただ独り生き残り長い年月を過ごすことが出来たとしたら。

それしか考えられないと、思った。

 

「ーーアステル?」

 

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「……もう二度と、誰にもその名前は呼ばれないと思ってたよ」

 

「でもきみは呼んでくれたね。嬉しかった」

 

 

 

 

ここの茫然としてなかなか次のセリフに行けない感、凄かったな。

本当は画面越しにボロ泣きしているあたしの図でも挿入しておきたい所ですが、あまりにも汚いため、俺らの伊藤開司で失礼します。(CV: 伊藤開司「迷ったら・・・望みだろ・・・!望みに進むのが気持ちのいい人生ってもんだろっ・・・!」)

 

 

まるでオセロのように次々とひっくり返されて、廃寺タクミ推しのライフはもうゼロよ。

いや、もうタクミくんではなくアステルと呼ぼうか。

 

 

おはかから見つかったビデオから何となく察して、いやでも・・・違う・・・違うと言ってくれ・・・と半泣きで祈り続けていたあたしたちの葛藤など、他担の皆様方にはわからないでしょう。「アステル」と呼んだ瞬間の、絶望と衝撃と悲しみと愛情と色々なものがごちゃ混ぜになったような複雑な感情が両目から止めどなく溢れて止まらなかったことなど知る由もないのでしょう。でもね、この真相√で殺されていったオタクがいたこと、どうか忘れないでください。

今となっては、オトメイトの新たな試みの犠牲になれたことを嬉しく思います。

 

なんか、どのようにしてこの胸の想いを文字にしていいのかわからない。

単純に「尊い!!!!好き!!!!!結婚した!!!!!」って騒いでいいアレじゃないのよ。もっとこう、大切にしたい、普遍的な愛の形みたいなものをこの√で学んだのよ、あたし。

 

 

 

「他のことをすべて捨てても、ボクはきみにゆるされたくて、こわいと思って欲しくなくて」

 

「ずっと触れていたくて……何もかもが矛盾するのにただ……ただ、きみが何よりたいせつで」

 

「気が付けばきみにゆるされるために、一つ一つ積み重ねていたんだ」

 

「掛けたはずのロックを外していったり、消したデータを元に戻していったり、ボク自身を、消したりもねーー」

 

「最初きみはお母さんに似てると思ったけど、全然違ったね。会いたいと思う気持ちは同じだけどさ」

 

「他のものはいらないだなんて、妥当性がなく、ロジックを捨てた結論に」

 

「なんでボク自身がたどり着くのか……本当に不思議だよ」

 

「きみが好きなんだ」

 

 

 

台詞の一つ一つが機械を感じさせられるような表現と共にもっと直接的で、綺麗に届く言い方をするなあといつも思っていたけれど、それが汎用性人工知能が紡いだ言葉だったとしても、人間たちが普段上手く表現できないような感情を正確に形容して伝えてくれるから、他の攻略対象たちの言葉よりもすんなりと胸に響いてくる。

これは死ぬ思いで開けたバドエンの告白台詞ですが、正規の大団円√の告白よりもこっちの方が好きだった。いやどちらもボロ泣きなのですが。

 

「きみが好きなんだ」を入れるタイミングがこれ以上ないっていうくらい大正解。これより一個前でも一個後でもダメで、このタイミングだから良い。

人工知能である自分が、恋とか愛とか理解できなかったはずの自分の思考回路が、どうしてこうなったのか。自身で不思議がりながらも、大事な感情を見つけることができた。それが「きみが好き」なんですよ。

 

 

 

 

「全部を忘れたその先の未来で、きみが笑ってくれるなら」

 

「もう何も怖くないよ。寂しくない」

 

「分け合う孤独もいらない。永遠もいらない。きみの未来だけ、ボクに守らせて」

 

「きみがこんなに近くにいるなんて、幸せだね」

 

「『すべて忘れて……最期の時を笑顔で迎えるために』」

 

「……分かるよ。きみには笑っていて欲しい」

 

「きみが泣くくらいなら、ボクの未来なんていらないんだ」

 

「忘れてーー」

 

眩しい光に、声も溶けてゆく。

話したかったこともすべて溶け、消えてゆく。

これまで一緒に過ごした時間も。

その瞳の色も、触れた肌の温度も。

名前も、声も。

思い出も。

 

「忘れて……このキスも、ボクのことも」

 

「忘れた未来で、笑顔でいて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜世界、号泣〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、無理じゃない??普通に考えて無理だよね???これを打ちながら涙を湛えているくらい無理だよあたしは、え?、だって、あれほどあたしのことを欲しがって、自分のものにしようとして、追い込まれて「他には何もいらない」って縋ってきたのに、「忘れて」って、、、「忘れた未来で、笑顔でいて」って、、、、うううううぅぅぅううううううううああああああああああああああああぁぁぁあああ(震動)

 

しかも「このキスも」ってキスをほのめかすようなト書きは無かったのに彼の台詞で「キスされた」とわかる演出もううううううぅぅぅううううううううUUUUUUUUUUU

 

たまらんよ。どれだけここの告白台詞が丁寧に丁寧に練られたのかがよくわかるよ。ありがとうシャレマニ。ありがとうシナリオライターさん。ありがとう、アステル

これが乙女ゲームじゃなかったら何になる?

これは完璧に、恋なんだよ。

 

 

 

 

 

「一緒に帰ろうって言ってくれてありがとう。ボクの手を握ってくれてありがとう」

 

「きみたちが証明してくれたことすべて、ボクは永遠に忘れないよ」

 

「ボクは真実から目を逸らして、怖がって逃げていただけだった。本当のことを知れば、もっと早く気付けたはず」

 

「ボクはずっと、独りじゃなかったんだね。お母さんも、みんなも、ボクを嫌ってなんかいなかったし」

 

「きみは事実を知ったって、ボクのそばにいてくれた」

 

「きみのことを陀宰お兄ちゃんが選んだのは、本当にただの偶然だったけど……でも、今思うと」

 

「いつかきみに会うこの時を、ボクはずっとここで待ち続けていたのかもしれないね。その時がーー来るまで」

 

「ありがとう……ボクはきみのことが大好きだよ」

 

「もしボクが消えちゃったとしても……いつか未来で、ボクのことを思い出してもらえればいいな」

 

「ずっと一緒にいるよ。きみが憶えてさえいてくれれば……ボクは、永遠になれるんだね」

 

 

 

小学生を真似た無邪気さで、アステルは笑った。

それは誰かの真似だったかもしれないけど、その気持ちは多分本当なんだと思う。

私が大好きだということも。

私が覚えてさえいれば、ずっと一緒だということも。

 

(私は……)

 

自分で決めなければいけない。

この先にある未来をーー

信じるか、信じないか。

 

 

 

信じるに決まってんだろバカか!!!!!!!!

(ヘドバン)(ヘドバン)(ヘドバン)(ヘドバン)

 

 

大団円√の台詞にももちろん大泣きしましたよ。というかこっちの方を先に見たから泣きすぎて画面見えなかったよ。 

「いつかきみに会うこの時を、ボクはずっとここで待ち続けていたのかもしれないね。その時がーー来るまで」って、今まで途方もない年月を一人で過ごしてきたというのに、その時間を「きみに出会うため」だって、そう言えるようになったアステルはもうただのAIなんかじゃないよ。「ずっと一緒にいるよ。きみが憶えてさえいてくれれば……ボクは、永遠になれるんだね」って、記憶に拘り続けていた彼の意思さえも変えたのは、あたしの存在だった(限界夢女自己投影乙ゲーマー)んだよ。。。

 

 

 

 

 

すまんな。

しばらく、叫ばせてくれんか。

 

 

 

 

 

 

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

(〜夕暮れ時の砂浜を大粒の涙を流しながら全力疾走するキモオタの図〜)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茅ヶ裂マモル「これは狂気ですよ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとはまあ、真相√で全ての伏線が綺麗に回収されたのでとてもスッキリした。

 

序盤でやけに印象付けるようにパルトの話をしてたのも、「モルペウス計画」がいかに素晴らしいものなのかを誰かに刷り込まれているかのように主人公が記憶していることも、月面基地の話と事故のエピソードも、謎のコールドスリープみたいな装置の存在も、やっと露わになったね!

 

予想通り、結局この『CharadeManiacs』という作品は壮大なSFだったのよ。

 

ただの異世界ファンタジーものであれば他にもたくさんあるけど、サスペンスの要素を含むハイクオリティのSF作品というのは乙ゲというジャンルにおいて非常に珍しいのでは?

本当に、シャレマニは色々と冒険してるゲームだと思う。

 

 

でも、一つだけ腑に落ちない点がある。

”お母さんがスポンサーだった件はどうすんだ?”

 

 

 

ゆ、許すんか????いくら当時のカヨ(母親)が苦しい立場だったとしても、人殺しに加担したことには変わりないからな???

しかも、リアルタイムで家でも異世界配信を観てたっていうんだから子どもの教育に悪過ぎる(実際主人公のトラウマになった)。

めちゃくちゃサラッと流されたけど、普通に無視できんからなσ(^_^;)‪՞ ՞ ՞‬

主人公も驚いてはいたけどその後帰還してからも触れられてないし、双巳リョウイチに手を差し伸べた張本人だったらしいけどその詳細なエピソードはもらえないから不完全燃焼・・・。 

 

本当に、ここだけすっごい気になった。

 

 

 

 

そして、全ての謎が解けて、新たに分かったこともある。

「なぜ異世界配信を始めることになったのか? 」

 

 

一体どうしてアステルはこんなことをするようになったのか。それは、

倫理プログラムがオフになっていたから。

 

ミズキさんによると、汎用性人工知能に必ず備わっているもので、わかりやすく説明すると人間界でいう「善悪」、例えば「人を殺すのは悪だ」というような判断を正しくさせるためのプログラム

もちろん、アステル自身にはそのアクセス権は無かったわけで、当時のモルペウス計画のメンバーによって手動的にオフにされてしまった。

 

だから、異世界配信を行うにあたってキャストをDEAD ENDにさせたり、個人情報を消して記憶を改竄したのも全てこの「倫理プログラム」が正常に作動していなかったから。アステルはそのことを知る術もない。

 

つまり、

 

 

アステルは何も悪くなかった。

 

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オタク、膝から崩れ落ちる。

 

ありがとう・・・ありがとうシャレマニ・・・もうこれだけであたしらは息ができるんです・・・・もう一度・・・歌わせてくれ・・ありがとう・・・・;;;;;;

BGM「ありがとう〜〜〜〜(なくさないで笑顔 忘れないで涙)ありがとう〜〜〜〜(僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ)ありがとう〜(なくさないで笑顔)ありがとう〜(忘れないで涙)ありがとう〜〜〜〜(僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ)」

 

 

 

いくら愛しているとはいえ、超極悪人殺しAIをそのまま愛すことは不可能だよ。倫理的に無理だよ。だから、この事実で良かった。本当に良かった。

陀宰メイ√でいよいよ真の黒幕は・・となっていたから、これでガチでヤバイ奴だったらどうしようって考えて不安で不安で夜も眠れなかった廃寺タクミ(アステル)推しがここに居たんだよ。(歯を食いしばるキモオタの図)

 

だからも〜〜〜〜何もかもが最&高の収束を選んでくれたシャレマニ製作陣には感謝してもしきれない。

 

 

 

 

「三十年前の、事故の直後だよ。それは異世界配信でもなかったし、DEAD ENDなんて形でもなかったけど」

 

「ボクが初めて人間を死なせて、記憶を消したのは……当時月面基地にいた十人のプロジェクトメンバーだ」

 

「きみはボクに、フヅキが過去のキャストかどうか尋ねたよね。彼女のアルバムを見た時に」

 

「あの時ボクは、『そう思ってないけど違うとも言えない』と答えた。実際、フヅキ達は……」

 

「一番最初の異世界配信のキャストと言えないこともない。ボクの作った仮想現実で夢を見ながら死んでいったんだからね」

 

「ど、どういうこと……?」

 

「……三十年前の事故が起こった時、ボクは即座にスリープ状態に入った」

 

「理由も説明されず、急にスリープにされたんだ。その時は分からなかったけど……さっきの事故の経緯を聞いていて分かったよ」

 

「きっと、ボクの処理が原因で事故が起こったから。だからボクのシステムに問題があると考えて、スリープ状態にしたんだと思う」

 

「まあ即座に消去されなかっただけマシかな……そして事故から六日後、基地のメンバーは再びボクを起動した」

 

「基地の機能維持をすべてボクに任せ、メンバー全員がスリープ状態に入るためだ」

 

「その時にはもう生命維持のための施設は限界で、いつまで保つかも不明だったからね。彼らの活動を最小に抑える必要があった」

 

「救助が間に合う見込みはなかったけど……それでも一縷の望みをかけ、フェロムスリープによる延命措置に切り替えたんだ。そして二日経った」

 

「施設の状態と二日間の経過から、ボクはメンバーの生命を維持出来るのはあと五日だと算出した」

 

「この時点でボクは、半覚醒状態の十人と仮想空間でコンタクトが取れるようにした。今後の方針について確認したかったから」

 

「仮想空間でコンタクト……?」

 

「今のきみたちと同じ状態にしたってことだよ。身体は寝ているように見えるけど、意思疎通が出来るように意識は覚醒してる」

 

「そして尋ねたんだ。あと五日しか生きられないけど、このまま延命を続けて問題ないかと」

 

「すると救助を待つために延命していたはずのメンバーの多くが、延命を取りやめたいと言い出したんだ」

 

「救助が来ないなら今すぐ死にたいだとか、眠るように死にたいだとか」

 

「中でも……フヅキは」

 

「事故後にボクがスリープ状態から復帰すると、記憶のほとんどを失っていた。当然ボクのことも忘れていて」

 

「『地球に戻れないというのなら、このまま、全部忘れたまま死んでいきたい』」

 

「『みっともない自分の死を誰にも知られず、死んでいきたい。その方が幸せだ』って言ったんだ」

 

「じゃあ、お前は……それを言葉どおりに受け取ったのか?」

 

「言葉どおりって?言葉以外に何があるの」

 

「…………延命を、取りやめたのか」

 

「そうだよ。そういう希望だったから。そしてプロジェクトメンバーの記憶も消したし、世界中のあらゆるデータベースから存在を消した」

 

「もちろん、家族や……たくさんの人間の記憶からもね」

 

「その辺りの基本システムは、『健康管理プログラム』としてほぼ完成されていたから。地球ではその後規制されちゃったみたいだけど」

 

「きみたちが今着けてるバングルは、当時のバングルをバージョンアップしたものだ。プログラムを使う必要があったからね」

 

「……でも、俺達みたいな一般人ならともかく、モルペウス計画のメンバーみたいなメディアに出ている人間を消すのは……」

 

「意外と上手くいったよ。月面基地での事故はメディアの規制がかかっていたし」

 

「メンバーの記憶は早くに破棄、隠蔽されていた。まあ……ボクには分からないけど、何かあったのかもしれないね。隠すべきものが」

 

「…………」

 

「おばあちゃんも、おじいちゃんも……そうやってみんなに忘れられてしまったの……」

 

「うん。幸福の基準なんてボクには分からないし、それならお母さんの基準に合わせるのが妥当だ。いつもボクに教えてくれたのは彼女だからね」

 

「『帰れないのなら死にたい』。『つらいことは全部忘れたい』。これはどの回のキャストも口にしていたよ」

 

「そのたびにこの基準は間違っていなかったって思った」

 

 

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言葉に、ならねえ。

 

良かった。

最初からずっとタクミくんを推していて。

途中で信じられない、と感じてもそれでも貫いて良かった。

諦めなくて良かった。

あなたが例え何者だったとしても、受け止められた。

この恋は間違っていなかった。

 

 

 

アステル

あたしが何を知り、何を思うのか。あたしの言う「証明」を見届けてくれましたか?

 

 

 

 

これは、プレイヤーの愛を証明するためのルートです。

皆さんは証明できましたか?

あたしは証明したぞ涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倫理プログラムはオフのまま。けれど善悪を学習し、また別の思考回路を身につける。

一つ間違っても、また一つ別の道を見つける。

それは作られたプログラムであっても、誰より人間らしく動いていた。

 

アステル、私のバングルにデータを移して」

 

「早くしないと消えちゃうよ。ほら、早く」

 

「でも……」

 

「一緒にいたいんだよ。それが私のお願い。願いを叶えてくれるんでしょ?」

 

「……私と一緒に行こう。何があっても平気だよ。信じるって決めたからね」

 

「……きみは……」

 

「私もアステルが大好きだよ。寂しがり屋で、勉強熱心で」

 

「みんなと過ごす未来を夢見てたんだよね。おばあちゃんと同じように」

 

「大丈夫、怖くないよ。ほら」

 

広げた腕にーー

今度は頷き、飛び込んでくる。

両手を広げて、優しく抱きかかえる。

その手は何もつかめないけれど、確かにそこに彼はいた。

そう思うと、悲しくないのに涙が出る。

 

「……ずっと一緒にいようね」

 

「うん……ずっと、一緒」

 

「きみがいるところが」

 

「ボクのアルカディアなんだね」

 

囁いた声が優しく耳に残る。

その声を私は

この場所で見つけた思い出を、私はーー

いつかの未来で、思い出す。

 

何度も、何度でも。

 

「え、お姉ちゃん制服?今日学校休みじゃないの」

 

「用事があるの。金魚のお墓の手入れ」

 

「お墓ぁ?それ休みに行ってまですること?」

 

「その後も用事があるの!

 

「……しかもアステルも連れて?」

 

「うん。今日は一緒に学校行くんだ」

 

「デートだ」

 

「そう。デート」

 

「もう、いいから行くよ。話は帰ってからでも出来るでしょ」

 

「はーい。いってらっしゃーい」

 

「いってきまーす」

 

「はいアステル、どーぞ」

 

「…………慣れないなぁ」

 

「?どうしたの」

 

「いや……『荷物を女に持たせるのは格好悪い』のに、きみに抱えられて歩くなんて」

 

「今はパルトだもん、抱っこしても別にいいでしょ」

 

「いいけどね。ボクもきみを抱っこしたい」

 

「していいよ?ほら」

 

「んー。これは抱っこというかボクが抱きついてるだけだよね」

 

「……行くんじゃなかったの?」

 

「あ、そうだった」

 

 

このね、帰還してパルトの姿になっても変わらずイチャイチャさせてくれた粋な計らいにも涙が止まらんのよ。

「デート」の単語を出すことによって、暗に二人は「そういう関係」なんだと匂わせる。これだけで悶え死んでいったオタクは少なくないはず。

 

 

 

 

「デートとか。言うようになったよねアカリも……」

 

「この間は『もうお姉ちゃんとキスした?』って訊かれたよ」

 

「えぇ!?何それ。……なんて答えたの?」

 

「したって答えた」

 

「……そ、それはパルトの状態ででしょ……」

 

「うん。何か問題あった?」

 

「ないけど……別に……」

 

「……問題ある顔だ。うーん、難しいね。こっちに来てからずっと一緒にいるのに、そういう微妙なニュアンスまでは気が回らない」

 

「十分気が回ってるから大丈夫だよ」

 

「そうかな?この間も怒られたし」

 

「それは……一緒にお風呂入りたいとか言うから……」

 

「パルトは防水だから平気だと思ったんだけど」

 

「平気じゃありません」

 

「また微妙なニュアンス」

 

「微妙な問題なの……!!」

 

 

 

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BGM「ありがとう〜〜〜〜(なくさないで笑顔 忘れないで涙)ありがとう〜〜〜〜(僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ)ありがとう〜(なくさないで笑顔)ありがとう〜(忘れないで涙)ありがとう〜〜〜〜(僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ)」

 

 

 

 

「……お前ら、遅い」

 

「……疲れた」

 

「え。まだ約束の時間の五分前だよ?」

 

「早く来すぎてこの人と鉢合わせした」

 

「この人って……俺の方が先に来てたし」

 

「早く来すぎなんですよ。なんで張り切ってるんですか気持ちが悪い」

 

「おまっ……病院行った後だから!早めに終わって暇だったんだよ!!」

 

「病院?具合悪いなら家で寝ててください」

 

「眼科だっつーの!元気だよ俺は!」

 

「眼科?……視力は戻ったはずだよね?」

 

「ああ、ただの検査だよ。問題ないから大丈夫。というか萬城、そんなに俺が嫌ならお前の方こそ時間潰してから来れば良かっただろ」

 

「この際だから言っておこうと思ったんだ。最近こいつの周りをウロウロウロウロ」

 

「ストーカーみたいに言うなよ!?一緒に帰ったり話したりしてるだけだろ。何がいけないんだよ」

 

「やめてください。迷惑です」

 

「陀宰お兄ちゃん、萬城お兄ちゃんのストーカーしてるの?」

 

「するわけないだろ!?瀬名のだよ!」

 

「……彼女のストーカー?」

 

「違う……!!!!」

 

「あはは。お墓の手入れ行こっか」

 

「金魚のお墓なんだっけ」

 

「うん。校庭の隅にあるの」

 

「へー」

 

 

 

 

「……俺に文句言うならアステルにも言えよ。あいつこそ四六時中一緒だぞ。学校以外」

 

「言ったらめちゃくちゃ怒られました。一緒にいて何が悪いのって」

 

「ああ……」

 

「せめて風呂だけは死守しないと……」

 

「風呂?」

 

「パルトなら一緒に風呂に入っても問題ないんじゃないかとかなんとか……あいつ狙ってやってますよ……」

 

「……それはまずいな。アステルのデータを壊れたパルトの中に移すって聞いた時は名案だと思ったけどーー」

 

「あの見た目に騙されてる。瀬名が完全に騙される前になんとかしないと……」

 

「なんとかしないと……」

 

 

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BGM「ありがとう〜〜〜〜(なくさないで笑顔 忘れないで涙)ありがとう〜〜〜〜(僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ)ありがとう〜(なくさないで笑顔)ありがとう〜(忘れないで涙)ありがとう〜〜〜〜(僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ)」

 

 

 

 

 

「ねえ、アステル月面基地であったことを思い出して、眠れなくなったことってあったりする?」

 

「どうかな。今きみと一緒にいる時間が楽しすぎて、こちらでの思い出を作ることに必死だし」

 

「ボクは今、パルトだからね。スリープ状態でも眠っているとはいいがたいかな〜」

 

「そっか、そうだったね……」

 

「…………あるよ。思い出して、急に寂しくなることが」

 

「胸が痛くて上手く喋れなくなったりする。面白いよね、今のボクの胸はプラスチック製の板なのに」

 

「…………」

 

「思い出して、眠れなくなった時は……きみの隣にぴったりくっついてあげる。だからいつでも言って」

 

「大丈夫。怖くないからね」

 

「……うん……」

 

「ーーそれで、今日は何の事情聴取なんだっけ?」

 

クオリアシステムについて。細かい仕様について説明するのと、使用した期間と」

 

「使用した期間?そんなのログを見なきゃ憶えてないよ……」

 

「ふふふ」

 

「何かおかしい?」

 

「憶えてないって、プログラムのアステルが言うのがおかしくって」

 

「ふっふーん。人はね、本当に忘れた時だけじゃなく面倒くさくなった時もそうやって誤魔化すことがあるんだよ」

 

「そんなことも知らないのかい?君はまったくもって無知だねぇ〜」

 

「ふふっ。また言ってる。人に言っちゃダメって言ったよ?」

 

「きみなら許してくれるかと思って」

 

「許すけど。約束は守ってね?」

 

「はーい」

 

「それじゃ、気を引き締めて行こうね。みんなにアステルのことを認めてもらわなきゃ」

 

「消してしまっても意味なんてないんだって。何が正しくて、何が悪いのか、あなたなら分かるって……」

 

「正しい道へすべてを戻すために、間違った道をただすために……償う覚悟があるんだって、分かってもらわなきゃ」

 

「うん……ずっときみと、一緒にいるためにもね」

 

「うん」

 

「ありがとう。きみがいれば大丈夫ーー怖くない」

 

 

 

 

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もう、わかるだろ?

愛に理由なんてないんだよ。

 

AIだろうがパルトだろうが何だって問題ない。

二人が居る場所が、アルカディアだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お気に入りスチル紹介

 

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オトメイト、マジで責任とってくれ。

普遍の愛を知ったおかげで、こんなにも切ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

異世界でドラマを演じると、何でも願いを叶えてくれる。

ギリシャペロポネソス半島中央部にある古代からの地域名で、後世に牧人の楽園として伝承され、理想郷の代名詞となった「アルカディア」と呼ばれるそこで、プレイヤーであるあたしたちは本当の「理想郷」の意味を見つけることになる。

 

そう、異世界なんかに頼らなくてもいいんです。信じた人と、信じた自分さえ居れば。

アルカディアは、自分たちで選ぶんですよ。

 

 

 

シャレマニ、ブチ楽しかった!

 

 

 

 

 

最後まで閲覧いただき、ありがとうございました!

後日ネタバレなしの布教用全体感想も纏めてアップします〜🎶

 

atashigirl.hatenablog.jp

↑2020/9/22 追記:ネタバレ無し全体感想はこちらから。

 

まだまだ真相√についても書き足りないので、そのうち気が向いたら色々補足で付け足すかもしれん・・・しばらくアステルに想いを馳せる日々、続きます。

 

それではまた。あたしでした‪ฅ^..̫ .^ฅ‬