シャレマニ個別感想 リョウイチ√
どうも、あたしです。
シャレマニ個別感想、第8回目。もう終わりが見えてきました。
今回は・・・ちょっと色んな意味で言いたいことがいっぱいありますσ(^_^;)
ネタバレするので、未プレイの乙女の皆様方は即刻ブラウザバックしてください。
双巳リョウイチ√感想
え〜〜〜、お疲れ様でした。
まず最初に、双巳さん推しの乙女の皆様方にお詫び申し上げます。
本当に意味が分からなかった。
マジで。困惑。
所感として、トモセ√に続くゴミ√。
(本当に推しの方には申し訳ないです)
え、だって・・本当に意味わかんなくなかった???結局双巳リョウイチという男の良い所って、どこだった????
主人公的には、優しくしてくれた双巳さんのこと信じたい!とばかりで、でもその優しさも「演技」に過ぎなかった訳だよね????
「あの人の演技を見ていると、上手いのもあるが……妙に余裕を感じる」
「どんな悪意のある役を演じていてもだ。演技に不慣れな人から、普通は多少なりともためらいがあるはずなのに」
「ある意味、手を抜いているように見えるし。そこが何か引っかかって……底の知れない感じがする」
「もう少し警戒した方がいいと思う。俺の感覚では」
今回ばかりは、トモセに一理ある。百理くらいある。
いや、あたしだってこんなこと書きたくないよ!プラスなことだけ書いて幸せな気持ちになりたいよ!!でもこれはもう、どう考えてもシナリオが悪いとしか言えないだろ。
ていうか、リョウイチ√で初めてDEAD ENDを出したっていうのもそうだし、明瀬キョウヤを死に追いやったのは双巳リョウイチだっていう事実はどう頑張っても変わらない、その時点でもうアウトでしょσ(^_^;)どうやってこの人のことを好きになるの?だって理由は何であれ人殺しだよ?しかもその理由もさ、
「……明瀬の態度がずっと気になっていた。いつも自分が正しいという顔で、誰もの模範になった気でいる」
「いつかお前が声を失った時……あいつは限られた人間だけでここを脱出しようとしただろ?」
「……!」
「正義の味方ぶりながら、限られた人間だけ助かろうなんて浅ましい」
「正論と公平さばかり持ち出すくせに、自分は夜コソコソと抜け出して優位に立とうとしていた」
「それは……明瀬さんは、そんなつもりじゃ……」
「『そんなつもりじゃなかった』。自分が正しいと信じる奴らは必ずその言葉を口にする」
「俺だって使う。自分を正当化したいんだ。言い訳にするには一番簡単だからな」
「でもそうやって正義を信じる奴らが、いつだってつまはじきの人間を作る。……理由は分かる」
「『独りになりたくないから、独りの奴を作る』んだ」
「そうすれば、自分が独りじゃないってよく分かるだろ?自分が幸せだってよく分かるだろう」
明瀬さんだけに対する言葉とは思えない。かつて通り過ぎた何かに対する、恨みの言葉に聞こえる。
(でも……原因が何だったとしても、今こうして双巳さんは独りになってる)
(双巳さんは独りになってる)
(みんなの正義から、弾かれて)
「……どっちにしろ、俺はあいつに選択を与えただけだ」
「あいつが立ち向かうことが出来なかったのは、あいつが自分の正しさを信じられなかったからだろ」
「あるいは、そこに正しさなんてなかったからだ」
「……だから、見殺しにしたんですね……」
「……お前がそう思うから、そうなんだろうな」
????????????????????
DOUIUKOTO?勝手に勘違いして、勝手に嫉妬して殺したの??そういうことですか???ハア???舐めてんのか???
それで明瀬キョウヤに脅迫紛いなメッセージを送っていたのもあなただったんですよね? ?どう弁解しろと???
「お前が驚くような、衝撃的な理由なんてない。……くだらないと思うかもしれない。そんなことで、と思うかもしれない」
「でも、約束だから。お前には話そう」
「小さいころ、俺は親の言いつけを守り、いい子であろうと努める普通の子供だった」
「とりたてて長所も短所もなかった。言うなれば人の心の機微には敏感で、他人にどう思われているかはすぐに分かったよ」
「だからその時も、すぐに分かった。クラスの中で俺をのけ者にしたい奴がいる。俺を孤立させ、悪としたい奴がいる」
「小学生のころの話だ。今思えば理由なんて些細なことだろう。でも」
「とにかく当時の俺は孤立し、その理由を探した。自分の何がいけなかったのかを……答えは当然見つからなかった」
「いい子だったはずの自分の理想が崩れて、俺はせめて家出だけは理想どおりでいようと思った。せめて、弟の前ではと……」
「幸い弟は俺を慕ってくれていた。自分を見てくれる存在がいる……それだけで心が救われた」
「弟がいればいいとさえ思えた。そうやって……毎日をやり過ごした」
「けれど中学に入ったころ、その弟も俺とは距離を置くようになった」
「今思えば、単にそうなる時期だったんだろうな。……でも、その時の俺は……捨てられたと思ったよ」
「…………」
「学校でも家でも理想の自分を失い、自棄になったその時俺を救ったのは、一人のスポンサーだった」
「スポンサー……」
「その人は誰よりも公平で、俺のことを理解し、諭してくれた。道を示し、絶対に俺を裏切らなかった」
「家族でも友人でもない、赤の他人のその人がどうして俺を見捨てずに手を差し伸べたのか。それが知りたくて、その『神様』を知った」
「そしてこんなにもフェアな存在がいるのかと思った。『神様』は選り好みをせずいつも平等だ」
「意味もなく誰かをつまはじきにはしたりしない。……俺は俺のままでいいと、許された気がした」
「でもそれは、逆に俺を自由にしたんだ。『神様』のためなら俺はいくらでも変われる。どんな人間にもなれる」
「周りに気遣えるリーダーにも、優しく穏やかな兄にも、甘い言葉を囁くーー」
「お前にとっての、双巳リョウイチにも……」
それが狂信者になった理由ですか?
本当に、「そんなことで」ですねσ(^_^;)せめてもうちょっと尺取って詳細に話してくれてたらまだマシだったのかもしれないけど。恐らく過去にいじめ、とまではいかなくても悲しい思いをしたことがあって、それがきっかけに今度は自分がいじめっこになったんですか??最低ですね。
エピソードが何のプラスにもなっていない。そして肝心のそのエピソードが弱すぎる。拍子抜けもいいとこですよ・・・。
どうして?他の√はとても面白いのに、この双巳リョウイチ√のシナリオの粗が酷過ぎてちょっと理解できないσ(^_^;)√によって当たり外れ大き過ぎん???
しかも、こういう悪役ポジの男ほど過去のトラウマのデカさやギャップで沼に突き落とされる乙女も多いかろうに、ただただシナリオが勿体無い。双巳リョウイチという男のアピールポイントが上手く伝えられてない。(お前何様?って感じだよね)(わかる)(ごめん)(でもほんとにしんどかった)
客観的に見て惹かれる所が無いしむしろドン引きしてんのに、主人公だけは相変わらず、というよりかなり序盤からもう「双巳さんのことが好き」で行動してるから、画面越しのあたしは自己投影なんていっそできずσ(^_^;)置いてけぼりを食らったままひたすら主人公の男の見る目の無さに幻滅しかしてない。
そして双巳リョウイチという男のルーツがぐらついているから、彼の発する言葉も全然意味が伝わってこなくて。
「やっぱり、ダメです」
「……何が?」
「ここはやっぱり、異世界なんです」
「双巳さんと出会えたことは嬉しいし、デート出来たのも、嬉しかったです。でも」
「元の世界で双巳さんと会いたい。こんな世界はいや……!」
「こんなドラマなんてなければ、双巳さんを傷つけずに済んだんです。異世界配信なんてなければ」
「明瀬さんだって、みんなだって……こんな風に身体も心も傷つくことはなかったのに……!!」
「そんなに帰りたいか?」
「私、双巳さんを理解したいって思ったんです。その優しさが、本物なのか、どうなのか。作り物の部分があるなら、それがどこなのか」
「でもここじゃ、何もかもが狂ってて……本当のことがなんなのかさえ分かる気がしない……!!」
「……そうだな。お前の言う狂気が、『あちらとは違う』ということなら、間違いなくここは狂気だろう」
「元の世界に帰れば、今みたいに刺しただけで捕まるだろうしな」
「…………」
「ーーお前は、元の世界で噂を聞いたことがあったんだっけ」
「……え?」
「異世界配信の噂だよ。人づてに噂になってるだろ?」
「異世界配信はアルカディアに俺達を連れて行ってくれる。そこでは何でも願いが叶う。そういう噂だ」
「それが根も葉もない噂なら、あんなに広がる訳がない。そこに夢があるから今みたいに噂が広がった」
「この世界でなら何をしても許される。何でも手に入る。やるべきことさえやれば、どんな願いだって叶えてもらえるんだ」
「それは嘘じゃないって、もうお前にも分かっただろ?」
「想像もしない幸運は、人の運命を狂わせる。そういう意味じゃ、それもまた狂気だ。でもそれは必ずしも不幸か?」
この人何言ってんの????
「……違うと思うな、俺は」
「ーー話が、変わって……」
「じゃあ仮にだ。お前は帰りたい。でも明瀬も助けたい。そのためには大量のポイントが必要だ」
「それなら、例え俺とのドラマをどうにか避けたとしても、何かしらのドラマを演じなければいけない。それが現実だ」
「誰かとの恋愛。誰かとの争い。その中には今みたいな過激なドラマもあって、犯罪を犯す演技もたくさんあるだろう」
「それでもなんとか続けた。ポイントをためることが出来た。そのころお前はーー」
「この世界を、俺のことを、『狂ってる』と本当に言えるのかな?」
何言ってんのこの人涙涙涙涙涙涙
「元の世界に戻って……本当に元どおりに笑えるのかな」
「ーーっ!」
「じゃあ、双巳さんは!!」
「私に……どうしろっていうんですか……!?」
「すべてを捧げろと言っただろ?俺にすべてを任せてくれればいい」
「そのうち痛みも忘れられる。きっとお前もその方が、心地よくて……幸せだ」
狂ってると本当に言えるのかな?のあたりとか5回くらい読み直したけど全く理解できない。かまいたちの「謝ってこられてきてたとしたら、絶対に認められてたと思うか?」並みに理解ができない。(※ネタ知らない方はYouTubeで検索してください)
どうしよう、本当に、あたしは最初から最後まで双巳リョウイチのことを1ミリも好きになれなかった(滝汗)これはある意味快挙。
サイコパスが好きな人、考え方がどうしようもなくねじ曲がっている悪人が好きな人以外はあんまりオススメできません。
「サイコパス」で「悪人」といえば、思い浮かぶのは我らが槙島聖護ですが、
彼は世紀の大犯罪者でありながら、PSYCHO-PASSファンの間で絶大な人気を誇っていることはご存知ですよね。(ここでアニオタをひけらかすな)
悪い男なのに、彼の犯す犯罪には彼の「美学」があって、「善と悪」を測る物差しを彼なりの視点で持っている。だから、みんな槙島聖護のことが好きなんです。
双巳リョウイチには、スポンサーとしての「信念」はありましたか?
結局、あたしが引っかかってるのはそこなんだよなあ。
「フェアな世界だ」「神様がいれば幸せだ」と、異世界こそが正しい!と思い込んでいるのは自分だけで、その正しさも一理ある、と思わせる説得力に欠ける。だから同情もできないし、「ヤバイ人だ」という印象しか根付かない。
ほんと、もっと双巳リョウイチを魅力的に書くことができたはず。シナリオライターさん・・・他√でのセンスを、リョウイチ√でも発揮してくださいよ;;;あとトモセ√も;;;
タクミくん√ではどうしてもタクミくんのこと嫌いになれなかったのに、まるで逆ですよ。
そして、主人公の想いを知りながらも、「俺はお前にやれるものはない」 「あの人を超えられない」と、1番手にはなれないことを最後まで強調される。
「双巳さんと、もっと話せば……もっと双巳さんのことを知れば、理解出来るのかなって思ったんですけど」
「何が聞きたい?教えてやるよ、何でも」
「全部聞きたいです。時間の許す限り、何でも。双巳さんのことなら全部知りたい」
「一番知りたいのは……どうして『狂信者』になったのか、です。……でも……」
「……お前……」
「なんでそこで泣くんだ?教えてやるって言ってるのに」
「な、泣くつもりはなかったんですけど」
「でも……もし、こうやって聞いて……双巳さんのことをちゃんと理解してあげられなかったら」
「双巳さんのことを救ってあげられなかったら、私……どうしたらいいのかと」
「どうもしないだろ。その時は諦めればいい。俺にこだわる必要はないだろ」
「諦めたくないんです」
「…………」
「好きだから……諦めたくないんです」
「本当に俺のことが好きだよな、お前は。それはもう好意じゃなく、ただの執着だと思うが」
「でもそれは……俺にも覚えがある」
「ーーおいで。俺の見ている世界を、お前にも見せてやる」
指を絡めて引かれた先には双巳さんの身体があって、気が付くと唇が触れていた。
「………」
(……なんで……?)
「……っ。静かだな?」
「だって……」
「なんでキスなんかするんですか……?こんな風に……」
「ふっ……言うと思ったよ。キスされてるのに、文句言いたげだったもんな」
何?お前。
「……もっと強く押し付けて、お前が嫌だと言うくらいなぶってやろうと思ったのに」
「出来ないのは何でだろうな……」
「そんなの私が聞きたいです。私のこと、好きじゃないのに。どうして」
「好きじゃないなんて言ってない。俺はお前のことが好きだよ」
「お前はいつも俺のことを想ってくれてる。俺が与えた何かを、同じ分だけ……いや、それ以上に与えようとしている」
「そんなお前が、可愛くて仕方がないよ。だからお前のすべてが欲しかったんだ」
「ずっと……そばにいて欲しかった。どんなやり方でも手に入れて、俺と『同じ』にしたかった」
「ドラマになれば、お前を脅し、そそのかす狂信者になろうと俺の身体が勝手に動くのに」
「お前に触れると、分からなくなる。どちらが本当だったのか」
「お前なら引き込めると思ったのか、お前を引き込みたいと思ったのか……」
「お前を引き込みたいから優しくしたのか、お前だったから、優しくしてやりたいと思ったのか」
「いつからお前が……好きだったのか」
「……けど俺の気持ちなんてどうであろうと意味はない」
「俺はあの人のものなんだ。俺の最優先は常にあの人で、俺がお前に与えられるものはないから」
「ここから眺めてーー」
「分からないか?この世界は自由が溢れてる」
「足りない物も、たくさんある。でもそれをあの人は探し求めて、ここまで世界を作って来た」
「あの人はこの世界の神様で、俺の中でも、神様だ」
「……神様……?」
「だからお前を優先出来ないのは当然だろ?比べることが間違ってる」
恋愛もクソもねえな!!!!!
何で主人公、ここまでされて双巳さんなんだよ・・。まあ主人公が追いかけないと乙ゲとして成立しないから無理なんだろうけどさ・・・。トホホ😅(バカにしてんのか?)
あとさ、タクミくんを突き落とすことができなかったのに、それよりも直接的な「ハサミで刺す」行為はできる主人公も一体なんなの?? (厄介オタク)
良かったのはあそこの狂気じみたスチルだけですよσ(^_^;)びっくりしたわσ(^_^;)刺したフリしようとするとかならわかるけど。どうせどっちにしろ双巳さんが自ら刺しに来る事は変わんないだろうし。
ただ、プラスな点も挙げると、「俺はプロデューサーだ」と自白→本当はスポンサーのくだりはまんまと騙されてしまったσ(^_^;)
完全にサイコパスだと思ってたから、自白されても「やっっっっぱりね!?!!?」としかならなかった。悔しい。ていうかまず、あたしは最初から双巳さんがPだと踏んでいた。
だって、よく考えろ?最初の共通から他√でも唯一何にも怪しい所がないオールクリーンな人間だぞ??絶対に何かあるね!!って感じ。案の定黒幕サイドの人間だったわけで。
とにかく、CV:関智一を信じるな。絶対ただもんじゃねえ。
そして。
スポンサーを2人も入れるな!!!
(激昂するキモオタの図)
も〜〜スポンサー枠は割れてるから何かあるなら完全にPだと思ってたのにさ〜〜〜。そりゃスポンサーは1人ですとは言われてないけどさ〜〜〜でもそれはちょっとずるくないですか〜〜〜〜???ていうか〜〜〜〜〜
Pは誰なんだよオオオオオオォ(CV:藤原竜也)
やばいよやばいよ〜〜もうあと陀宰メイしか残ってないよ〜〜汗汗汗汗でも陀宰メイがPだなんて到底思えないよ〜〜汗汗汗汗汗汗汗汗怖いよ〜〜〜〜汗汗汗汗
「双巳さんはプロデューサーじゃないって、みんなに言って欲しいんです」
「そんなつまらない話をしに来たのか」
「つまらなくなんかありません!本当のことを話して欲しいんです。もう嘘は吐かないで欲しい……」
「……なぜ?」
「私が、双巳さんのことを好きだからです。本当のことを知りたいからです」
「…………プロデューサーは悪い人なんだろ?お前は悪人を好きになるのか」
「双巳さんはプロデューサーじゃありませんよね?」
「プロデューサーじゃなくて……スポンサーですよね」
「何を根拠にそんなことを」
「双巳さんがプロデューサーなら、プロデューサーだってバラすメリットが一つもないからです」
「私は双巳さんと一緒にいたい。もし双巳さんが現実を嫌って、この世界に意味を見出して……」
「その結果が今の双巳さんなら、私は双巳さんを救いたい」
「プロデューサーじゃなく、他の何かを信じられるように、私はーー」
「ふっ……」
「指輪……?」
「一人でいると暇だな。時間を持て余して堪らない。だから指輪もすぐに出来た」
「……欲しいか?」
「欲しいです」
「…………捨てることになると思った」
「もう私のですよね……?」
「いや。俺のだ」
そして私の左手をつかみ上げ、その手首にキスをしたかと思うと。
次のキスが、首筋に降る。
「……っ……すべてを俺に預けてくれるんだろ?」
ほ〜〜〜〜〜〜ん??
悔しいが、ここの「いや。俺のだ」の台詞が上手くて一番ドキッとした。しかもこれがまた最後まで伏線になっていて、ずっと所有したがって、利用したがって、「お前は俺のものだ」という思考でしか見てこなかった双巳さんが、ED前には、
「……まだ、私よりプロデューサーの方がいいですか?」
「そうだな。早くその気にさせないと明瀬の方が先に復帰するぞ」
「意地悪ですね……」
「……俺は独占したがりで、意地悪で、ずるい大人なんだよ」
そう言った双巳さんの唇が額に触れる。
「子供にするみたいなキスですね」
「ええ?文句言うなよ。大人のキスをしたら宿舎に帰れなくなるだろうが」
「えっ!?ーーわ、分かりました」
「何が分かりましただ。分かってないだろ、全然」
「明日も朝早く来るなら、たまには泊まっていってもいいかなって」
「違う……そうじゃない……」
「……だって、一緒にいたいんです。双巳さんと私の考えてることが違うのなんていつものことですけど」
「別に、どっちでもいいんです。双巳さんに嫌われるようなことがなければ」
「……何をされてもいいって?まさか言わないよな、そんなこと」
「あれ?言ったことありませんでしたっけ」
「あったら困る」
「そうなんですか?じゃあ思い切り困ってください。……何をされても大丈夫です」
「はぁ……まったく……」
「……!」
呆れてため息を吐いたはずの唇が、私の唇を塞ぐ。
「……っ、髪ーー」
突然だったから髪が巻き込まれてしまった。それを避けながら、双巳さんは左手で私の頭を撫でる。
「…………」
「……っ、苦い……です。コーヒーの味……」
「ふっ……しょうがないだろ。我慢しろ」
「……はっ……気付いたか……?」
「え……?」
「ふふ。気付いてないか」
「……?あっ」
中指の指輪がなくなって、寂しく思っていた私の左手に。
……左の薬指に。双巳さんからもらった、指輪がある。
「……薬指……」
「調節しておいた。サイズ、ちょうど良さそうだな」
「そうですけど、これ」
「……これが欲しかったんだろ?」
「もう返してもらえないのかと思いました」
「向こうに帰ってからって手もあるな。じゃあこれはやっぱり回収しておくか?」
「だっ、ダメです!もう私のですからっ」
「っくっく……分かってるよ。お前のだ」
”お前のだ”
と、言うんですよね〜〜。少しずつ変わってきている双巳さんが見れたことは少し安心しました。
チャプターの名前は、「アスターをキミへ」。アスターはエゾギク、シオンと呼ばれている花で、花言葉は「変化」、「多様性」。大体のリョウイチ√のテーマはここに集約されてるんじゃないでしょうか。
「でも……これだけじゃ足りませんから。指輪だけじゃなくて……」
「ほんとに、欲しがりだな。お前は」
「…………月が、綺麗だな……」
「……?雲に隠れちゃってますけど……って、あっ!!」
(月が綺麗ですねの、もう一つの意味はーー)
「思い出すのが遅い」
「だって……あの時、ハッキリ言えとか、俺には無縁だとか」
「……言えないこともあるんだ。そんな風に、お前が変えた」
「だから……もし手に入らなくても、俺のそばにいなくても」
「お前は誰よりも眩しいよ。そういう意味なんだろう、きっとーー」
ラストの台詞も綺麗に最初と最後をくっつけてたのはお見事。
「もしこの手に入るものならば"愛してる”と言うさ」「けどそうじゃないから、いくらでも言える。机上の空論という奴だ。遠いからこそ好き放題言えるんだ。残念な話だろう?」と語っていた双巳リョウイチの口から、「もし手に入らなくても、俺のそばにいなくても、お前は誰より眩しい」と認めることができた。わかる。
あとは本編をもっと頑張ってくれたら文句なしだったのに;;
お気に入りスチル紹介
こ〜〜〜〜れはねぇ、今の所他の√と合わせてもダントツで好きなスチル。すごく綺麗。血が滴り落ちてるスチルが他に無かったからってのもあるけど、とても印象深く残る。
トレードマークの泣きぼくろがセクシーサンキュー。何回でも見ちゃうくらいここのスチルは好き。
まとめ
言い忘れていたけど、世にも珍しい横向きの立ち絵も良い。
この角度の立ち絵、なかなか見ないよね????
他の攻略対象たちも真横を向いてる立ち絵がそれぞれあるけど、あたし的に双巳さんの立ち絵が一番好きかな〜〜。髪型と泣きぼくろが角度といい感じにマッチして盛れてる。
瓦礫の中のドアと、「他のキャストとゲームをして、ポイントを奪う方法がある」といった新情報もリョウイチ√では出てきたし、もっと早めにプレイしとけば良かったかな〜〜σ(^_^;)と軽く後悔はした。というかまずタクミくん√を終わらすんじゃなかった。(引きずり中)
結果としてあたし自身は全く自己投影できずに終わりましたが、とにかく関さんの演技がすごい。恐い役がめちゃくちゃ合う。終盤の対決シーンあたりの不気味な笑い方とか、刺さる人にはブッ刺さるのでは?
次回は大トリの陀宰メイです。落ちないように頑張ります。 (一級フラグ建築士)
(あたしはまだタクミくんを忘れられない)
最後まで閲覧ありがとうございました。
それではまた次の感想ブログでお会いしましょう。
あたしでしたฅ^..̫ .^ฅ