あたしブログ

ネットスペースデブリ乙女の脳内ラジオ

クロユリ個別感想ー累√ー

 

 

 

どうも、あたしです。

 

 

クロユリ個別感想第2回目。たかぴろが来ます。

 

多分今回が一番書くこと多い気がするので、出来るだけ上手く纏めれるように精進したい所存。

ネタバレするので未プレイの乙女の皆様方はブラウザバックでお願いします。

 

※全体感想はこちら↓

atashigirl.hatenablog.jp

 

 

 

 

あああ書きたいことが本当にてんこ盛りだ〜。

ウズウズしている〜。

 

 

それでは行ってみよ〜〜〜。

 

 

 

❤︎累√感想

 

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まず最初に。

 

累√が最高だった。

 

何が最高って、累さん自体よりも、累√そのものが最高だった。

色んな意味で一番ハッピーな終わり方をしてくれた本当に。ありがとう。

 

これぞFD!!クロユリを代表するのは累√!!

(めっちゃゴリ推しするやん)

 

 

 

ということであたし的胸熱ポイントをバシバシ書いていきます。

 

 

 

まずは、累さんの相変わらずの爽やかフェロモン。安定の手口に安心。

紫鶴さんとはまた違ったフェロモンを振りまくのがこの累さんで、今回も素晴らしく爽やかに攻め立ててきました。

 

 

恒例の夏祭り回でも、

 

「浴衣、似合ってる!可愛い、最高!」

 

と即褒めちぎってくれて、いやお前が最高かよ。と。

 

嫉妬する時も素直に嫉妬したと言えるのも累さんで、累√でのダークホース・蓮様に対しても同じ。そういう所があたしは好きなんですよね〜。すごく好感が持てる。

 

 

そして紫鶴さん√と匹敵するレベルで、文章がエロい

 

“彼に触れられるまで、私の背中はただのつまらない背中だった けれどこうして彼に口付けられることを肌が覚えてからは、特別な場所になった”

 

とかね。良い。良いよ。うん。

 

 

 

明らかにやらしい紫鶴さんか、爽やかだけどエロい累さんか、あなたはどっち派ですか????(究極の二択)って感じ。

 

 

 

“彼は先刻の言葉通り、解剖図譜ではなく私の躯をめくるつもりらしい”

 

“その唇で、指先で、声で、いつものように丁寧に調べ尽くすのだ
スチルが甘い”

 

 

た、たまんね〜〜〜〜〜〜〜ッッッ(悶絶)

 

「解剖図譜よりも恋人を抱き締めるべき」って、

たまんね〜〜〜〜ッッッ(昇天)

 

 

 

 

ただね、まあね、鷺澤累という男は一筋縄ではいかない。前作から分かってたことですが、クロユリでも彼は秘密を抱えていた。

あたしの印象として、常に嘘をついている。そんな人。

 

 

「僕の中に・・・君に知られたくない『僕』がいるということだよ」

 

と、いくら「好きだよ」と甘い言葉を囁いてくれても、どこか謎めいていて、秘密を隠している。本当の累さんが分からないなぁとプレイしながら何度も感じました。恋人同士になっても尚、踏み込めない領域がある彼って、良いですよね。

 

きっかけは、蓮様の登場ですね。

 

「四木沼喬を殺してほしい」と謎の男装の麗人・蓮に依頼されてから、平凡な生活がどんどんと狂っていく、って流れ。

やはり四木沼喬は生きていた!ただでは転ばない!久しぶりに四木沼喬の名を聞いて胸が高鳴ったのはあたしだけじゃないはず。

 

捕まって牢屋にぶち込まれていたはずなのに、実は替え玉を用意していて、刑務所の中にいる四木沼喬は偽物だった、ってそんなわけあるか〜い

無理ゲーオブザイヤー受賞モンやでそんなの。どんだけ強いんだ四木沼喬。ますます好きになった。(おい)

例の替え玉は、一生働いても手に入れることの出来ない大金と引き替えに自分の顔を焼き、刑務所に入った男らしい。ああ〜四木沼喬〜あなたという人は〜〜。

 

で、「それはどういうことやねん」と累さんブチギレ。一気に不穏な空気になるこの感じね。FDだわ〜〜〜。

 

 

そして、謎の蓮様。累√の要は蓮様だとあたしは思っております。

だって顔が良い。(顔が良い)全体感想でも書いたけど本当に蓮様がドタイプで、何故攻略対象じゃないのか、とにかくそれだけがしんどかった。

ま、顔が良いのはもちろんなんですけど、彼(彼女)の存在はゲーム的にも大きかった。

 

蓮様も実は稀モノの書き手で、四木沼喬に書かされ続けていた。ずっとそれで苦しみ続けて、カグツチだった累ならやってくれるだろうと考え接触。四木沼喬殺害の依頼をする。

蓮様のアウラは、『絶望』の色だとやたら強調されてて、蓮様の『絶望』とは何だろうかと考えながら物語を進めていきました。

 

その蓮様の絶望こそが肝。性同一性障害を乙ゲに入れてくるニルアドがあたしは好きだなと感じました。割とデリケートな問題だけど、あえて前面に出し、色々な愛の形、生きる形の中で蓮様の存在を浮かび上がらせる展開が本当に良い。

 

 

「僕はね、子供の頃からずっとお姫様じゃなくて『正義の味方』ってやつに憧れていた」


「肉体は魂の器だから、きっと無数の命を創り出す時に、神様がうっかり入れ間違えてしまっただけだ」

 

自らの絶望を「不治の病」だと言って、膨らむ胸を潰したくて自ら胸から腹部にかけてを燃やしてしまったと、過去を語る蓮様に胸が苦しくなって、ここで泣けてくるんですよね。

 

 

「人を愛するって楽しい?」という蓮様の質問に


「・・・・・・地獄のような喜びと、天国のような苦痛を味わえるよ」

 

と答える累さんもまたかっこよくて。前作の翡翠の目に関してもそうですが、素直に「綺麗」だと言える累、今回の蓮様に対しても「恋することは楽しいよ、そして同じ分だけ苦しいよ」と言える累があたしはすごく素敵だと思っています。

自分の意見をしっかり持ってて、正しいことは正しい、悪いことは悪いと自分の考えで言えるんですよ。

 

 

 

 

からの、累√の目玉、薔子さん!!!

薔子さんがMVP。間違いなく薔子さんでこの√は成り立っていたと言っても過言ではないです本当に。

 

前作から、一応四木沼喬の妻ということで、ダークサイド?の人間ではあるのですが、とにかく優しく、一緒にお茶会を開催してくれたり、味方をしてくれたりと完璧にニルアドきっての大天使。薔子さんで癒されまくって、薔子さんの声を聞く度に「ああああああああ(緩みまくった顔)」って浄化されるし、薔子さんゴリ推し芸人の乙女の皆様方絶対多い。ハイ手を挙げて〜!(ハーイ!!!!)

 

今回の累√で、薔子さんが報われたのがあたし的に嬉しくて嬉しくてもう、本当に、泣きすぎてしまった。

 

 

 

「私は何も知らない愚かな母親だったから、この寒い夜、きっと誰かがあの子を温かいお湯で綺麗にしてくれているのかしら、なんて」

 

「この手で育てることは出来なかったけれど、貴方を初めて腕に抱いた日のことは生涯忘れないでしょう」

 

 

と、累への想いを語る台詞が多くて、それだけで画面が涙でぼやけるし。

 

 


「僕は色硝子の欠片を繋ぎ合わせるのは得意なのに、今回はひどく手強い」

 


「繋ぎ合わせ方が分からなくて、壊してしまいそうになる」

 

 

と、累さんも薔子さんへの接し方で悩む姿を印象的に描かれていて。

 

アレなんですよ。累√は、親子愛が大きなウェイトを占めていたんですよね。

累と薔子、2人の歪だけど切ない親子の在り方。これを見守る主人公。胸が痛いにも程がある!!!でも、薔子さんの幸せを願い続けてきたファンとしては堪らない最高な物語でした。

 

 

 

ラストの、薔子さんの妊娠を打ち明けるって言う展開。

 

 

「貴方は絶望を愛する人

 


「貴方が私の中の絶望を愛していたのはしっています。けれどそんな私にも・・・新しい希望が宿ったのです」

 


「パンドラの壺の最後には希望がなかったと申します」

 

 


この言葉を言うのにどれほどの勇気を持ったことか。


“愛し方を忘れた女と愛し方を知らない男”という表現の仕方も好きだった。

 

子供が出来ない薔子さんを離縁もせず、二十年近くも妻として扱ってくれた四木沼喬という男。

 

 


「他の男に傷物にされた女を側に置くなんて、酔狂もいいところだと思わない?」

 

 

「割れ鍋に綴じ蓋と申しますでしょ。貴方のような冷血な男に似合いの女と思っておりましてよ」

 

 

 

薔子さんはさすがだ。ちゃんと四木沼喬という男を全部分かってて、自分への優しさもちゃんと分かってて、静かに愛している。


そして、プレイしていく内にどんどん四木沼喬のことがこんなにも好きになるのはなんでだ、と頭を抱えるあたし。

悪いことをしていても、なんだかんだでしっかり薔子さんのことはちゃんと愛しているのに弱いのかなぁ。これは鵠居のおじさんにも当てはまる。

 

そう、愛する女がいる悪役があたしは好きなんだと思う。

それに、薔子さんも夫が悪い人だと分かっていながら愛している。2人の関係性があまりにも美しいから応援せざるを得ないし、薔子さんがやっと妊娠したと知った時、「えっ」「えっちょっと待って」「待って」しか言葉を発せられなかった。そして薔子さんの台詞聴きながらめっちゃ泣いてめっちゃおめでとう連呼した。

 

 

もうね〜〜〜〜本当にこの流れが最高過ぎてバドエンについては忘れたい切実に。てか累√の場合いらなかったでしょバドエン。この幸せを噛み締めさせてくれや!!!!!馬鹿野郎!!!!!!

ということで、累√はバドエンの存在を抹消しました。お楽しみ解放のためにしょうがなく見たけど、アレはいらない。いらなすぎて書く気にもならない。(毎度恒例バドエンアレルギー発症)

 

 

 

 

カグツチであった時間が終わってしまって、僕だけただの学生に戻ってしまった」


「君は変わらずフクロウなのに」


「だから君と僕を繋ぐものがなくなった気がして・・・どうしようもなく・・・寂しくなった」


「僕は君の前で・・・『正義の味方』でありたかった。ちっぽけな、普通のつまらない学生になんてなりたくなかった」


「そうして『正義の味方』であろうとして・・・戦うべき悪を創り出したかった」


「身勝手で無様で愚かな・・・ーーー子供だ」


「尾崎さん、鴻上さん、星川さん、鵜飼君、汀先生・・・みんながいるあのアパートに君は帰ってゆく」


「それが羨ましくて・・・苦しくて・・・何だか僕だけ違う世界の住人のようで・・・」

 

 

 

か〜ら〜の!!何もかもが丸く収まった後で!!延々引っ張り続けていた累さんの「秘密」が明かされるんですよね。

 

要するにかっこつけたかったってこと。主人公が変わらずフクロウとして人々を救ったり、稀モノを収集し世のためになっているのに、もうカグツチではなくなった自分は1人だけ平凡に戻ってしまった。同じ土俵に立ちたいと思ってただけなんですね。

 

最後の最後でちょっと可愛いというか。思いの丈をぶちまけた途端、急激に甘え出す累さんの、普段の余裕のあるかっこよさから一変する感じがすごい好き!

 

 

 

あとは、事後の後の服がはだけたままの立ち絵にご馳走様って感じですね。

 

 

 

 

 

ま〜〜〜〜ね〜〜、エピローグでとどめを刺されるんですけどね!

 

 

出産のため異国へ旅立つ四木沼夫妻に、育ての母親の遺品まで渡す累さんの成長、

 

 

 

「・・・は、母を泣かせたり苦しめたりするような真似をしたら・・・今度こそ貴方を許しません!」

 


「・・・正直、貴方のことは全く好きになれませんが、母を大事にして下さる点だけは評価します」

 

 

あれだけ嫌悪していた四木沼喬に対しても、しばしの別れの時は素晴らしい台詞を残す。

 

 

 

 

そして!!ついに!!!!!

 

 


「・・・母・・・・・さん」

 

 

薔子さんを「母」と呼ぶ累さんを見届けられて、待って涙が止まらんと大騒ぎですよ。ここやばいですよ本当に。こんな泣けるゲームだったっけニルアドって!?!?って動揺が。

 

 


「ああ・・・何という素晴らしい日なの・・・っ」


「貴方が私を・・・そう呼んでくれるなんて・・・・っ」


「嬉しくて・・・このまま私の心臓が止まってしまわないかしら・・・っ」

 

 

と喜びに打ち震える薔子さん………もう本当に……どんだけ泣かせにくるんですかこの√は…………。

 

 

 


「え、縁起でもないことを言わないで下さい!」


「僕はこんな日に・・・心肺蘇生術の実技練習をしたくありません・・・っ」

 

 

ってちゃっかり上手いこと言ってる累さんもツボだしもう…………。

 

 

 

 


「もう・・・二度と会うこともないと・・・この手に抱き締めることもないと・・・思っていたのに・・・っ」

 


「・・・あんな小さかった子が・・・こんなに大きくなって・・・っ、もう抱っこすることも出来ないわね・・・っ」

 

 

ここのエピローグの台詞、全部メモしてますからねあたし。(うわっ気持ち悪っ!)

こんなんメモするしかないじゃないですか。累推しの乙女の皆様方、生きてます???息してますか本当に????

 

薔子さんのスチルで崩壊。「おめでとぉぉおおおおお!!!!!!」言い過ぎてほんと1人でうるさかったです。

 

なんか、あまりにも尊いと、泣き→半ギレに感情がシフトするのなんなんでしょうね。は?まじで何?最高すぎだろ??ふざけんなよ??ってまた1人で謎にキレる。まあ言いたいことは結局累√が一番良かったに辿り着くんですけどもね。

 

 

 

で、その後のチャペルで、花嫁のヴェールを買ってきたという累さんに、申し訳ないけど「いや何で買うねん」と思わず突っ込んでしまった。ここ個人的に面白かった。いやいや、買うものなの?ヴェールって(笑)そこがまた可愛い。

 

 

 


「僕の妻になって下さい」


「・・・という事前契約をね、して欲しいなと」


「君は僕を救い、求め・・・側にいると言ってくれた」


「支配することと愛することが別だと教えてくれた」


「そんな僕が、君から離れられると思う?君なしで生きていけると思う?」


「どうか、これからもずっと君を愛する権利を下さい」


「死が二人を分かつまで、いや・・・この肉体が朽ち果てても、魂だけになっても、どうか君の側にいさせて」


「きっと僕の魂は永遠に、君に恋い焦がれ続けるから」

 

 

 

でも大丈夫。累さんは、決める所はバッチリ決める男だから。

甘ったるくて最高なプロポーズをくれるからね。ここのスチルも綺麗。

   

 

 


“色硝子は、一番美しい形で繋ぎ合わさったのだ”

 

で締めくくるのも、センスあるなぁニルアド。この一文が累√で一番好きだよあたし。

 

 

 

手記では、

 

「彼女が『正義の味方』だから同じでありたかった」


「僕は愛の形として産まれた存在ではありません。過去を思い出してしまい、僕という存在が辛いのではと・・・思いました」


「あの女性達を助けたい、でも愛する人に背きたくない、けれど繋がっていたい、けれどそんなことで苦悩する欲深い自分を知られたくない」


「『母』と呼ぶことが出来て・・・良かったです」

 

 

 

と、累さんの心の中を覗き見して、また彼の葛藤や想いでじんわりくるし。

 

 

薔子さんの手記の、

 

 

「私から喬さんに抱きついて口付けたら、どんな顔をするでしょうか」

 

 

の一文で最後まで泣かされるし。

ハァ。薔子さんゴリ推し芸人です。(しつこい)

 

 

 

 

 

 

ショートストーリーはスチルがどエロいし、

 


「・・・君にこうして触れていると、僕の中の愚かな天秤が何度も揺れる」


「君をずっとこの部屋に、僕の側に閉じ込めたい気持ちと、楽しそうに、自由に帝都を闊歩して欲しいという気持ち」


「そのどちらも、間違いなく本当の僕なんだ」

「君の時までに僕はもっと色々勉強しておくからね」


「い、いや、別にいますぐとか言うことじゃないよ!?ただ医学に携わる者として、生命を生み出すことが出来る女性の身体はやはり神秘だよ」

 

 

 

と反則技みたいなやつ決め込んでくるし。(深い溜息)

 

幸せの極み。これ以上の言葉が見つかりません。以上!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

❤︎あたし的お気に入りスチル

 

 

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 コラァァアアアアアアア!!!!!!

 (出たよいきなりキレ始める情緒不安定オタク)

 

 

も〜〜〜〜〜お願いだからこれ以上殺しにかかるのはやめてくれ??な???何なんだその笑顔、眩しすぎて見れないから画面。

 

累√は基本的にスチルがエロめなのが特徴ですが、このスチルの圧倒的ハピエン感にはただひれ伏すしかできなかった。

 

色んな想いが溢れて、もう本当に良かったね(;o;)って感じです。ハイ。

 

尊いから語彙が失われるんですよ。許してください。(誰に言ってる)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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蓮さんの居候コースにもやったーって大歓喜だし、恋する仁科さんがプリチー過ぎる件もあるし、累さんの横向きの立ち絵が本当に美しい件についても語りたいですし、足りない。時間が。

 

できるだけ簡潔に書きたい書きたいと思ったら更に語彙を失いゴミみたいな文章になってしまうので、また見直して累√は書き足そう。決意。

 

 

 

よし。

この辺で累√感想は終わります。

 

 

お次は坊ちゃん√ですよ〜。

 

atashigirl.hatenablog.jp

 

 

 

 

それでは、また。あたしでした!