あたしブログ

ネットスペースデブリ乙女の脳内ラジオ

数乱個別感想-巡√-

 

 

どうも、あたしです。

 

ついに来た。この時が。数乱digit最終回。

あたしの推しをゴリ推しする時が来たか。腕まくり。

 

かなりの熱量を持って語り倒します。ネタバレしかないので、未プレイの乙女の方々はブラウザバック推奨します。

 

※ネタバレ無しの全体感想はこちらから↓

 

atashigirl.hatenablog.jp

 

 

よし。いざ。書かん。

 

 

 

 

 

 

💚巡√感想

 

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長いことお待たせしたな玖折巡!ようやく君の番だよ!

 

あたし、公式に従い玖折巡を最初にプレイ。あの時は何も思っていなかった。むしろお前が1番興味ないからさっさと終わらそうって思ってた。初見で惹かれるものが何も無かった。無かったはずなのに。

気付いたら推してた。なんかもう自分に腹が立つ。何でなんだよ。何でこいつなんだよ。1番にプレイして普通√印象薄れていくはずでしょ。何であたしは最後までお前が忘れられなかったんだ。その理由を書きます

 

 

まず始めに、全体感想でも触れましたが、この玖折巡√、生徒会所属の癖に数研編じゃないと攻略対象になりません。何でだよ紛らわしいなこの野郎!!と思っていましたが、プレイしてみて、なるほど、公式の真意が分かり納得。玖折巡は数研編じゃないとダメです。何故ならば、ウザすぎる故に生徒会編では主人公が絶対に選びそうにないからです。ここはさすがだな、ちゃんと流れに違和感無いように考えてあるなと感心。

そうです、玖折巡、とにかくウザいが故に共通√時点での印象は最悪。生徒会編では、個別√に入る前に、自分で誰が良いか(誰の下で働くか)を選ぶのですが、いくら攻略対象とは言え、玖折巡を選ばせるのは果てしなく無理がある。ウザいから。主人公が嫌ってるから。だから、あえて数研編で個別√に飛ばさせるという設定なのですね。一見分かりにくいこの公式の配慮があたしは好きだった。

 

ウザいウザいしか言ってませんが、本当にウザいんです。

後半まであたしは何とかして恋に落ちる事ができないかと必死で良い所を探していました。皆無でした。恋愛ゲームとして絶望的な心境でした。

でも最初に「推し」だと言ったのは何故か。と思いますよね皆さん。未だにあたしもよくわかってません。でも確実に玖折巡にはウザさの全てを許容し認めさせる力があります。

 

 

「粛清」という名のいじめでストレス発散したり、ただ他人を苦しめるのが楽しいだけという理由で嫌がらせをする悪魔。あたしが個人的に驚いたのが、初のスチルまでがウザかった。いや、スチルがウザいってどういうこと???スチルって甘くて胸キュン最高潮に達するためのやつよね???一瞬目を疑った彼の一番最初のスチル、もう一度言いますね、一度最初のスチルをご紹介します。

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は?????????

ぶん殴るぞお前まじで????????

 

やばいですね、これじゃまるで玖折巡の魅力を説明できてないですね!いや!これからですよこれから。まずは?毒される所から始めないといけないですからね。はい。いかに玖折巡がウザいかを浸透させてからですからね。

 

 

しかもこの玖折巡、ウザすぎる事に、従順でない方がもっと楽しいタイプだそうで、すぐに謝るよりも反抗した方がいじめ甲斐があると。序盤はそんな玖折巡に対抗していた主人公をいじめ倒します。わざと仕事を増やしたり、とにかく主人公をコキ使う。伍代をそそのかして数研メンバーと戦わせようとしたり。ハァウザいウザい。まあ、ここら辺の玖折巡の主人公いじめは物語に関係あるというよりも、ラストで玖折巡に落ちるためだけの伏線なので。詳しくは書きません。ウザいから。

 

ですが、ベストオブウザいに輝いたこのエピソードだけは書かねばならない!

それは、明暗コンビのあの件!!玖折巡√でスポットを浴びるサブキャラは明暗コンビなのです。いやあこの回は玖折巡にドン引きすると共に明暗コンビ大好きになった回です。

ざっくり説明すると、

ある日突然明が主人公に数乱戦を申し込むようになる。主人公だけでなく、「序列を上げるためです」と言うが、どこか様子がおかしい。それはどうやら玖折巡が明をそそのかし、主人公と戦う方が手っ取り早く序列を上げられると助言したようだ。そして、主人公には明と全力で戦って勝たないと数研を潰すと脅してくる。明を止めて欲しいと兄弟である暗に相談すると、明と暗は戸籍上は違う家の子供なのだという事実を聞かされる。明が本家で、暗が分家。序列争いを意識していない分家の暗が口出しする事はできないと。そして、明がそこまでして序列にこだわる理由は、「序列を上げれば暗を本家に戻す」と父親が言ったからだった。更に、本来跡取りになるはずだった暗は、本家を疎ましく思い、昔から明や暗に対しひどい事をする分家の叔父に明を傷付けられないようにわざと自分を分家に移し明を本家の跡取りにするように仕向けた。

この一連のエピソードが、今回玖折巡が招いた事で明らかになります。とりあえず玖折巡、お前は最低だ。そして、明暗コンビの絆の強さに泣いた。このダブルパンチ。普段はおちゃらけている暗も、明の事になると体を張って守り通す強さがあり、明も普段は暗をボロクソに言うけど誰よりも暗を愛しているんですよね。サブキャラの枠が勿体無い程良かったですこの話。そして玖折巡が最低だ。

 

 

次に、お待ちかねの体育祭編です!

玖折巡√の体育祭編が一番面白かった。色んな意味で。玖折巡、光、暗のいる東軍に入る事になった主人公。玖折巡曰く

「俺たち東軍が目指すのは総合二位の座だ」

「もっと具体的に言うと、央助さんのいる北軍を優勝させる。それが俺たち東軍のやるべきことだ」

ここまで来るとブレない玖折巡さすがだなと感心しました。クソほどウザい玖折巡は央助の事になると態度が豹変します。央助さんのモンペです。この落差がまた強烈な印象なんですよね〜。体育祭までも、わざと負けて央助さんを優勝させるんだと意気込む玖折巡、もはやいじらしいじゃないか。めちゃくちゃ面白い事言うじゃないかお前。玖折巡√の体育祭ははっきり言ってギャグですよ。お昼ご飯編も最高に面白かった。いや、数乱digitで一番微笑ましく笑えたシーンだった。ここら辺から玖折巡を憎めなくなる。

 

 

そして悔しい事に、体育祭編の玖折巡がかっこいい

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似合うな〜。ハチマキ似合うな〜。ウザいな〜。

 

 

 

 

まあ、ここまでは茶番ですよ茶番。

で、この体育祭が終わった頃から少しずつ玖折巡√の真相に近づいていきます。

ここでちらっと出てくるのが、「玖折巡雨に弱い説」。雨の日は何故か玖折巡の嫌がらせがパタリと止み大人しくなるという。ちょっとよくわからない設定ですが、これは彼の記憶と関係があるそうで。

 

一旦雨に弱い説は置いておいて、またある日、玖折巡に突然腕を引かれ保健室に連れ込まれる事態が発生します。お?この展開?まさか?え?ちょ、急すぎね???急すぎね???と焦るあたしでしたが、数分後に後悔する。

ベッドに押し倒され、玖折巡にカッターナイフを突きつけられます。絶家したはずの零崎家の子孫で、明らかに負ける流れになってた伍代との戦いで勝った主人公を「不安要素」としてみなし、今その気がなくとももしかしたらいずれ央助の道を阻む存在になりうる可能性があると、主人公の刻印数を切り裂こうとします。

間一髪で景太郎が駆けつけ、難を逃れる主人公。そこへ央助もやってきて、事態を飲み込む。「お前は僕の力を信用していないのか?」「お前だけは僕を信じてくれていると、そう思っていたのに」「よく分かった。僕は今のままではいけないってことが」と央助のセリフ。

この日を境に、玖折巡と央助の仲が壊れ始めます。良かれと思ってした行動が裏目に出て、央助に見放された玖折巡は抜け殻のように。あれだけ嫌がらせされても、やはり気にしてしまう主人公(この時点で毒されてる)。たまたま玖折巡と玖折巡の両親の会話を聞いてしまう。

「壱園家に仕えるのが玖折家の役目だ。その役目を果たせない人間は存在する価値などない」

「あなたは玖折家の恥さらしよ」

と罵倒され、それを静かに聞く玖折巡の姿。その姿を見て、主人公は胸を痛めます。ここでようやく玖折巡という人間の背景が浮かび上がってくることに。

「親は子を選べないし子は親を選べない。そして刻印数を与えるのは梵の神。俺たちにはどうすることもできない」

と、実はあの明暗コンビ事件の時に言っていた玖折巡のセリフ。ここでじわじわ効いてくる。

 

玖折家の長男として生まれ、ずっと壱園家に仕える事だけを強いられてきた玖折巡。唯一の理解者は祖父だけだったがその祖父も他界し、自分の運命を呪い絶望していた玖折巡は、自分の刻印数を切ろうとする。その時助けてくれたのが他でもない壱園家頭首になる壱園央助だった。その時に玖折巡は、壱園家ではなく、壱園央助という1人の人間についていきたい、と思った。これはアフターストーリーで語られる話です。

だからあそこまで央助に固執し、央助をどこまでも献身的に支えて側に居たんです。でもそんな央助にも捨てられ、生きる意味自体無くしてしまった彼の後半の抜け殻具合はさすがに見てて心苦しかった。

居場所を無くした玖折巡を何とかしたい一心で、主人公はある提案をする。

数研に来いよ!と。・・・・・いや、え?????

そしてあっさり加入する玖折巡。この展開だけは物申したい。いや急展開すぎるし、そんなすぐ数研に入るとは思えない。数研メンバーびっくり。あたしもびっくり。無理やり数研√へ繋げようとした感がすごかった。まあこれはこれで面白かったですけどね。

忘れちゃいけないのが肝試しですよ!!!有比くん√でも開催されましたが、玖折巡√でも無理やり開催されます。個人的に数研加入したての新米玖折巡が肝試しに参加するっていうこの和やかな雰囲気が大好きで、お約束のアレを待ちに待ってました。

夏休みに肝試ししたいね!とメンバー内で話していたらしく、敢行する事になった際、新米玖折巡が脅かし役を買って出ます。オカルト部顔負けの仕掛けを施す玖折巡。全力で脅かしにきて、主人公とペアで回っていた光があまりの怖さにうずくまってしまった所を音もなく忍び寄り、主人公の手首を掴み空き教室に連れ込みます。

キターーーー!!!!!!!(興奮)

ようやく来た!!純粋にときめけるタイムが!!!長かった!!!!!

突然主人公が消えて慌てふためく光が可哀想だと、戻ろうとする主人公に、

「今一番面白い所なんだ。お前があいつの所へ行ったら台無しだ。・・・俺の側にいろ」

キターーーー!!!!!!!(大興奮)

夜の教室で主人公を押し倒す玖折巡。思わず照れる主人公に、「どこまで耐えられるかやってみるか」と顔を近づけキスしようとする玖折巡。そういえば数研メンバーが俺たちが付き合ってるって噂してたから、既成事実を作って本当の事にするか?と迫る玖折巡。これ完璧に落ちてますね。完全にあたしの事好きですよね。(黙れ)孤独な玖折巡に親身になって優しくしてくれた主人公ですもん。こりゃ勝ちましたな。

 

 

まあここで結ばれてハピエンで終われるなら万々歳だったんですけど、最終章でまたしてもラスボスが立ちはだかります。そうです央助さんです。

あの保健室での一件以来、央助の態度は一変します。比較的温和だった央助が突然生徒会に反抗的な生徒達を次々と処分するようになり、学園内で『暴君』と呼ばれるようになります。不良達を使い嵩樹さんや主人公たちを襲わせたり、あのダーク有比くんチックな展開になってきます。

やはり央助さんを放っておけないモンペの玖折巡は、央助に直接話をしに行く事に。そして、自分が央助を信じきれなかったせいで央助の自信を歪ませ、圧倒的な力を見せつける事で勝ち上がろうとする央助を形成させてしまった事を悟る。

「俺は央助さんを守りたかったんだ。あの人に敗北を味合わせたくなかった」

「でもそんなの俺のエゴだったんだ。央助さんは俺を必要としてくれていたのに。俺はもう本当にあの人の傍にいる資格なんて」

と声を振り絞る玖折巡の姿を見て、まただ、またあの抜け殻のようになってしまう、そんなのは嫌だと思った主人公が、「そんなことないよ」「玖折君には腹が立つような事をいっぱいされたけど。でも私は、玖折君がいなくなったら寂しいと思う」必要にしてくれる人はここにいるよ、と居場所を示してあげるんです。

 

そして、央助さんの目を覚まさせる!と、直接対決へ。

途中理事長の差し金でいくらか邪魔が入りますが、とりあえず戦ぎの地へ駆け付け、玖折巡と央助の対決を見届ける数家メンバー。明らかに卑怯で正当性のない央助の戦い方にみんなは反対し、全員で攻撃を仕掛ける事に。でも央助はそんな事じゃ倒されない。(まさにラスボス)そして数刀を捨て、持っていた本物の小刀を取り出す。最後に主人公が央助に切られる直前に、ボロボロの玖折巡が庇って刺されます。そこでようやく我に帰った央助が、自分のしでかした事の大きさを知る。

 

ここで一応物語の最高沸点は過ぎ去り、その後は央助は謹慎処分になります。玖折巡が「あれは事故だ」と主張した事で退学を免れる。(玖折巡(;o;)(;o;))

一時は面会謝絶になるほど深手を負った玖折巡も、回復。命に別状はなし。病室へ見舞いに行く主人公。ここで、「退院したら寮の管理人のところへ行くぞ」と玖折巡が発言した事で、2人の関係が変化した事が示唆されます

ハイ出ましたーーーー。告白シーン無しエンドーー。

もうね、なんでなの??あんだけ性悪で悪魔だった玖折巡からどんな甘い言葉で告白されるのだろうかと妄想して悶えまくってたあたしの時間を返せ????おかしくないか??乙ゲだろ???なんで告白シーンをすっ飛ばすの??これは物申すべきよね???どうですか皆さん????

 

ですが、最後の玖折巡のセリフで締めくくられたのは良かったです。

「お前のこれからの未来と、俺のこれからの未来を、共に」

説明を省きましたが、これは本編で出てくる2人が共通して知っているとあるおまじないを玖折巡風にアレンジしたもの。本来は、「あなたの心の涙一粒、私のこれからの幸せ一つと交換」が正しいのですが、本来自分の幸せと引き換えに相手の悲しみや苦しい気持ちを取り除くものを、一緒に幸せになろう、という意味に変えるという・・・あああああ玖折巡うううああああ(再起不能)

「俺の居場所は、お前の側だ。これからずっと」

「お前を幸せにしてやる。数家も序列も関係ない、俺という一人の人間としてお前を」

たああああああああうおあああああああ(死亡)

ここで最後にようやく「好きだ」という言葉を聞く事ができ、涙しかない。いや、正確に言うとあるんですよ告白シーン。最後に。でも、あたしが言う「告白シーン」は、“「好きだ」という気持ちを聞けて初めて結ばれたとわかるもの”なんです。最初っから付き合ってるのわかってて「好きだ」と言われるのとは訳が違う。という事で、今回の玖折巡の告白シーンはあたしの都合上ノーカウントでいかせてもらいます。ま、嵩樹さんよりはちゃんとしてましたよ!

 

 

 

💚あたし的お気に入りスチル紹介

 

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まあここでね?最後のスチルですよ???

こうやってキスを交わすようにまでなったと思うと、また涙が・・・。

しかも、この手の優しさ!!!頬に添えてある手!!!

あかんやろ!!!こんな優しい表情の玖折巡見せられたら誰でも悶えるだろ!!!!!

もうダメなんですよあたし。すっかり毒されてるので、このスチル3秒以上眺めてられないんですよ。死ぬんで。

 

 

 

 

 

 

あとは、後日談でもれなく全員死ぬのは言うまでもないですね。管理人さんコーナーも最強ですし。同じクラス隣の席が梵学園に転入してからずっとキープされてたのは紛れもなく玖折巡の仕業だったと暴露され、あたしの心臓はもぎ取られました。可愛いんですよ玖折巡。ほんと可愛い。結ばれた後の素直モードな玖折巡の破壊力は測定不可能。

 

そして森田成一さんの最初の頃の声と、気持ちが通じ合った後の声の変わりよう。他のキャラでも大抵CVについて触れてますが、玖折巡もなかなかにやばかった。声色が優しくなるんですもん明らかに。最終的に声だけで泣ける。(やばい)

 

 

そしてこの玖折巡√をまとめると、玖折巡という人間は本当に不憫で可哀想な境遇だったって事です。これが全て玖折巡の今までのやった事を許せるパワーですよ。

あたしが守ってあげたくなるし、居場所なんてそんなもんいくらでも作ってやるよ!!!と言わしめる玖折巡の魅力の底の深さ。あんだけウザかったのに、どうしても憎めなくて、結局落ちる。これが全てです。

 

数乱digitは全体的にやたら話が短くて、すぐ終わってしまう印象が強かったのですが、慣れるとサクサク楽しめるしとにかく設定が凝ってた!世界観が素敵だと、「良いな」って思っちゃう。キャラそれぞれの闇も共感できて、みんなに愛着が湧く。まだプレイしてない乙女の方々にも是非プレイして数乱digitの面白さに気付いて欲しいです。

 

・・・名残惜しいですが、これで玖折巡√の感想&数乱digit終了です!

最後まで閲覧して下さった乙女の皆様、本当にありがとうございました。

 

次の作品で会いましょう!では!あたしでした^o^