あたしブログ

ネットスペースデブリ乙女の脳内ラジオ

数乱全体感想

 

 

どうも、あたしです。

 

ザックリバッサリご紹介していくあたし的乙ゲ感想ブログ。

本日も元気にやって参ります。ネタバレ無しでございます。

 

 

それでは、今回お届けするのはこちらの作品。

 

 

 

数乱digit - PS Vita

数乱digit - PS Vita

 

 

『数乱digit』 (すうらんでぃじっと)

 

otomate.jp

 

 

フォロワ様からオススメされて、まんまと購入。そしてまんまとハマる。

 

 

 

最初、名前聞いただけじゃ「???」って感じの、乙ゲにしては異色な雰囲気。

 

まあ漢字を見た通り、数字の擬人化(そうだけど違う)です。

す、数字の擬人化??何ぞやそれは???数字と恋愛すんのか??とか思った初見さんにも布教するため、めちゃくちゃ簡単に(雑に)物語を説明しますね。

 

 

 

 

 

 

 

🖤数乱digitとは?

 

 

この数乱digitの世界では、「数家」と呼ばれる国を動かす程強大な権力を持つど偉い一族がありまして、その数家は全部で10の家が集まって形成されています。

数家の言う事は絶対やで!!数家に逆らったらアカン!!みたいな世界です。

そして、その数家の中でも序列がありまして、一番偉くて強い家を梵(そよぎ)と呼びます。梵となった家は数家をまとめる一族の長みたいな役目があります。ボスですボス。

 

数家の序列は、数乱戦という神聖な戦いによって決められます。各家から1人ずつ代表者が居て、その者たちがで戦います。数乱戦に参加できる人間は誰でも良い訳ではなく、左手の甲に刻印数がある者じゃないと参加できません。刻印数は神から与えられた特別な証で、生まれながらに持つ者も、成長してある日突然刻印数が現れる者も居ます。各数家から1人ずつなので、全部で10人の刻印数持ちが数乱戦を行うという訳です。

 

ですが、300年前に行われた日から、数乱戦は行われていなかった。何故なら、数家の1つである零崎家が不可解に絶家し、数家が1つ欠けてしまったからです。数乱戦は10の家が揃わなければできないよ、フェアじゃないからね!みたいな事です。

 

そこで、ひょんな事から数家が運営する梵学園に転校する事になった主人公の登場で、もう二度と行われないと思われていた数乱戦が何故か幕を開ける事に。数家の序列争いに巻き込まれてしまった主人公の運命や如何に!?

 

 

・・・はい。以上! 意外と丁寧に説明してしまった。(真面目)

数乱digitの世界観はこんな感じです。

 

あ、ちなみに、数乱digitの「digit」はですね、敬愛するWikipedia先輩によりますと、0〜9のアラビア数字の事らしい。良いですよね〜ただの「数字」じゃなくて「0〜9の数字」なのが。ちゃんとタイトルには意味があるって、至極当たり前の事なんですけど、最近乙ゲをプレイしてて感じる。

 

 

それでは〜〜続きまして〜〜。

お待たせしました〜〜数家の方々のご紹介で〜〜す!ぱふぱふ〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

🖤攻略対象の数家の方々

 

 

 

 

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1.壱園央助(CV:遊佐浩二)

代々梵を務める最強ゴリラ壱園家の頭首。梵学園生徒会長。剣道部主将。高等部3年。文武両道で、半端ない人望がある。一見物腰柔らかく喋ってるけど言ってる事は大抵「君が負けるのは当然だよ。僕が勝つに決まってるからね」的な事。人の話を聞かず自分ワールドで強引に物事を決める、第一印象と本編プレイ後の印象のギャップに一番安心する人。温和そうなメガネに騙されてはいけない。ストーカーです。

 

 

 

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2.弍藤光(CV:西山宏太朗)

梵学園数学研究同好会、通称『数研』会長兼手芸部所属。高等部1年。明るく素直なワンコ系後輩。女子顔負けの手芸力を至る所で発揮。年下だけどいざという時に頼りになり、「王子様ですから」と自分で言うあざとさ。勝負事に真剣でとにかく勝ちにこだわる。何かにつけて生徒会長と張り合おうとし、梵の座を狙っている。常識人枠の1人。一番梵になって欲しい人。好感度モンスター。

 

 

 

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4.肆形有比(CV:鈴木達央)

数研メンバー。オカルト部員。高等部2年。ひょろひょろで弱い。よく伍代や不良グループに絡まれている。根暗でマイナス思考。「自分なんて・・・」と卑下する乙ゲあるある要員。照れ顔の可愛さはクララが立った級。数乱戦は戦いたくない側の人間。とにかく弱いが、心優しく主人公の事を常に心配してくれる。一番ドラマチックな√の人。とりあえずボコボコにされるが後半の巻き返しに目から鱗。

 

 

 

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6.陸平崇樹(CV:興津和幸)

数研副会長。高等部3年。気を抜くと一言も喋らないこれでもかってぐらいの無口。基本は本を読んでいるか、黙っている。争い事を極度に嫌い、じゃんけんですら参加しようとしない。体育祭ですらも万年欠席の有様。やや天然っぽい。相棒は七輪で、とりあえず「焼いてくる」。最初は感情を読み取るのが難しいが、慣れてくるとこの上なく可愛い。一番計り知れない可能性を感じる人。

 

 

 

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7.漆原景太郎(CV:前野智昭)

生徒会兼テニス部所属。会計担当。高等部1年。癖がすごい生徒会の中ではかなりまともな方。常に爽やかでニコニコ。成績も優秀。喧嘩する伍代や玖折、利保子さんたちのなだめ役。チート臭がすごい強運の持ち主。数乱戦においては「別に嫌じゃない」側の人間で、機会があれば戦いたいと思っている。さらっとエスコートできる系後輩。一番色々と言いたい事がある人。

 

 

 

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9.玖折巡(CV:森田成一)

生徒会副会長。高等部2年。あたしの推し。央助さんのモンペ。いじめて嫌がったり苦しむ顔を見るのが何よりも好きなゲス野郎。央助さんに刃向かう者は全て抹殺する勢いの央助さんのモンペ。序盤から主人公をいじめ倒す。数研メンバーが最も恐れる人物。央助さんのモンペ。なぜここまで央助さんのモンペなのかは本編で。何1つ良い事書いてないのも愛。一番不憫な人。

 

 

 

 

以上6人が攻略対象になります。

 

一癖も二癖もありまくってる面々ですね。ですか不思議と攻略後は全員「あ〜好き〜」ってなりますのよ。個性の強いキャラってそれだけで魅力的。

 

 

ちなみに、あたしは公式のオススメ通りに攻略しました!

数研digitはかな〜りストーリーが重要になってくるので、あまり順番とか気にしないタチのあたしですが、公式に従っといて良かったなと思いました。

玖折or陸平漆原壱園or弐藤肆形の順が公式オススメ順ですよ〜。

悪い事は言わないので是非オススメ順に従って下さい。

 

 

そして、もう1つ重要なのが√分岐について。

攻略対象は「生徒会」と「数研」に分かれていて、物語が進むとどちらにつくか選択する事になります。所謂ここが運命の分かれ道。

 

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こちらの図を参照してみてください。じっくり見てください。

上の攻略対象紹介と照らし合わせて、何か気付きませんか?

 

 

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そうです。そうなのですよ皆さん。

生徒会所属玖折巡数研編に、数研所属肆形有比生徒会編にいらっしゃるのです。

これは運営の痛恨のミスとかではなく、個人のストーリー上の都合により、自分の所属する側とは違う方のストーリーの方が深く関わる事になる、との事。

 

プレイする前に公式をよく確認していなかったあたし。一番初めは玖折巡でいこう!と思って生徒会編に進んだら、有比くん√にいきなり突入し焦り散らかした経験アリ。なので、この2人についてはよくよく√分岐を確認して、どうかお間違えのないように!!

 

 

 

 

 

 

※使用した画像は全て著作元に権利を帰属します。公式様様です。

 

 

 

 

 

🖤あたし的主人公査定

 

乙ゲの主人公にやけに口うるさいあたし。今回も数乱digitの主人公をピンポイントに分析いたします。

 

 

 

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0.零崎紘可(名前のみ変更可能)

 

ババーン。この子が本作の主人公です。 あ、あたしはプレイするにあたって主人公の名前は自分の名前に設定するタイプです。(聞いてない)

主人公とお相手を見守るより、自分がなりきりたい。憑依型です。

憑依するにあたって、感情移入しやすい主人公とそうでない主人公の差がはっきりしているのですが、この子はベリーグッドいいね君。(誰やねん)

 

滅多に乙ゲの主人公を褒めないあたしですが、この子は好き。

このコーナーは、まあ端的に言うと主人公が「うざい」または「うざくない」で判断します。

結論、うざくない全くもってうざくない。

 

良い意味で、肩の力が抜けてるというか、背伸びしてない感。主人公だからといってめちゃくちゃ真面目な訳でもなく、熱い正義感を持ち合わせている訳でもなく。

むしろ「面倒な事には首を突っ込みたくない」「正義感とかない」って自分で言っちゃう所、とても良いと思います。何よりも普通の人間らしい。

性格は、怠け癖がひどく、常にやる気がない無気力系女子。何よりも昼寝を優先させる。昼寝ガチ勢。君、好きよ。(だから誰)

個人的に年賀状を届いてから書きだす所も好感しか持てない。いやめっちゃわかるそれ。あたしも毎年年賀状大遅刻組。嫌いな食べ物がにんじんって所も共感すごい。(たまたま)

 

そんな脱力した主人公が、物語も通じて少しずつ変わっていくんです。「あれ?いつものあたしならこんな面倒な事しないのに」、って。その成長が見える姿も素晴らしかったです。ワンダホー。恋愛面においても、若干疎いけど、普通の女の子らしくドキドキする時はドキドキする。変に純情ぶったりしない。

 

本当に数乱digitの主人公は嫌な所が無かったです!珍しく!推せる!

人それぞれ好みはあると思いますが、あたしはとにかくこの子好きでしたよ!

以上!!!

 

 

 

 

 

 

🖤あたし的振り返り

 

 

今作の一番のアピールポイント、それは、何と言っても、

ストーリー性でしょう!!!ハイ!!

 

いやね、やっぱね、何だかんだで設定勝ちな所があると思うんですよ。乙ゲって。

例えめちゃめちゃイケメン揃いでも、肝心の物語の軸がブレブレだと、イマイチ不完全燃焼で終わっちゃいますよね。

 

「数字」という、実は今まで無かったモチーフから、よくもまあここまで考えついたものだなと。恐れ入りました。

「数乱戦」だの「刻印数」だの専門用語が多いので、最初は「んん?ちょ、待て?ゆっくり??」って疑問符ばっかり頭に浮かんでましたが、話の流れが掴めてくると、どんどん引き込まれます。

あたしから言えることは、とりあえず最初の光くんの説明をちゃんと聞いとけまじで。って事ですかね!

癖でついつい流し読みしちゃう事が多々あるのですが、共通√序盤で数家とは何か?と詳しく光くんが説明してくれたので、そこだけはちゃんと読みました!!助かりました!!!とにかく光くんの説明をちゃんと聞く事!これ大事!こういうストーリーがしっかりしてる乙ゲは説明聞かないとダメです!!(しつこい)洗いざらいネタバレぶちかましたい衝動を必死で抑えております!もう気になった方は本編を是非プレイしてみてください!!

 

あと、細かな設定にもため息が漏れました。

数家の人間がはめる左手の手袋、校庭に建つ鳥居、戦ぎの地、刀、文章に紡がれる漢字。もう世界観が好き。和テイストで、雅な雰囲気で。

そしてめちゃくちゃ細かい事を言うと、ちゃんと背景の雲まで動く!!気付いた時地味に感動!!更に良い場面で流れるBGMも地味に良い。じわじわ来る良さみ。

 

 

ちょっと√について物申すとすれば、1√自体が短かったナ〜あれれ〜もう終わっちゃったナ〜〜感は否めない。本当に、最初は秒で終わった。「え!?終わったの!?!?」って焦る。そして、ちゃんとした告白シーンが無い√もある。気付いたら2人くっついてました〜チャンチャン。的な。そこが少し残念でした!

一応皆さん「好き」とは言ってくれるんですけど!告白っていう一大イベントをすっ飛ばして、いつの間にか恋人になっていて、「好きだよ」は違う!!

「好きだよ」があってからの恋人になりたいの!!

(うるせえ)(黙れ)

 

あとは、この梵学園では序列の高い上位5位以内の数家は全員生徒会に所属しており、下位の者は数研に所属していて、主人公が最初に自分で生徒会に入るか数研に入るかを決める(√選択に繋がる)のですが、生徒会を選んだ時と数研を選んだ時周囲の態度の差がひどい

生徒会メンバー(主に玖折、伍代)は、数研メンバーや他の一般生徒を見下し、横暴な態度を取ります。数研メンバーは常に生徒会に良いようにされていて、まあ家の名を賭けて序列争いをする訳ですから、数家内で格差が生まれるのは致し方ないかなとは思います。

ですが、その他の一般生徒まで数研メンバーに対する偏見の目、風当たりの強さは悲しかった。学園全体で差別する設定は好ましくないような気があたしはしました。

 

 

唯一ムムッと思ったのがこのぐらい。でも、終わった後はそんなの気にならないくらい楽しかった。これが本音。

本編が若干短い分、それを補って有り余るプレイ後のお楽しみコンテンツの圧倒的ボリューム!泣いた。予想外の内容量に期待して良いと思いますよ。ニヤニヤ不可避です。普通にプレイしてたら全部解放できますので、全√終わってから一気に見るのもアリ。とにかくおまけSSの力の入れ具合に感無量でした。真相がわかる後日談もきちんと用意されてますので、後味も最高に良い。

 

「何の為に戦うのか?」その問いの根幹にあるそれぞれの「愛」の形が壮大なスケールで描かれます。

 

 

 

 

🖤サブキャラ紹介

 

お待たせしました。お次はあたしの大好きなサブキャラ紹介コーナー。

「良い乙ゲは、良いサブキャラから」をモットーに、日々サブキャラたちを愛でています。

数乱digitのサブキャラたちも、まあ愛すべきキャラばかり。語り尽くしたいですが、かいつまんでご紹介します。

 

 

 

 

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3.参河利保子(CV:ゆきのさつき)

生徒会所属。書記担当。高等部3年。

ああああああああ利保子お姉様あああああああお慕いしておりますううううううううう(突然の崩壊)あたしの最推しサブキャラ。大の男嫌いだけど、主人公には超絶優しいという正真正銘の女神様。美味しい紅茶やお菓子でもてなしてくれます。屋上の花壇は男子禁制。男なんかに屈するものですか。と、凛々しく強い女性像、一生ついていきます。「男なんかに惚れちゃダメよ」って何度も忠告してくる利保子さんの過去を知れば、きっとみんな利保子さんのしもべになるはず。なるしかない。

 

 

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5.伍代朋江(CV:高橋広樹)

生徒会所属。会計担当。高等部3年。

見るからに脳筋体力馬鹿。口も素行も悪いいわゆる不良やってます系。記念すべき一番最初に主人公に突っかかる役。ただのウザめなやつかと思ってたけど、途中で垣間見せるプリチー朋江に不思議と愛しさがこみ上げてくる。特技は「女子の声真似」。本当は不器用なだけの「映画のジャイアン」気質。おまけSSでの持ち上げられっぷりにご注目。本当は可愛いやつなんですよ。

 

 

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8.捌沢暗(CV:天崎滉平)、捌沢明(CV:内山夕実)

暗は生徒会所属。明は数研所属。中等部3年。

本作の双子枠。明るそうな方が暗で、暗そうな方が明っていうこれまた双子あるあるネーミング。癒し効果が絶大。主人公が大好きで、何かにつけてナンパしてくるプレイボーイ暗くんの年上キラーにやられっぱなしでした。そしてしっかり者の明の安定感のある毒舌と時々見せる女の子らしいギャップ。2人はプ◯キュア。(?)何よりもゆるゆるそうで実はしっかりとした兄弟愛と絆に泣かされる事間違い無し。サブにしては勿体無いです。あなたたち大好きよ。

 

 

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無良木耶告(CV:楠田敏之)

主人公の保護者。梵学園の管理人。

最初からフルスロットルで醸し出すワケあり臭と主人公への無償の愛。アウト。安心感をもたらすお兄さんであり、大切な家族であり。関係性、アウト。まさかのおまけSSでの大活躍、アウト。「なぜ攻略対象じゃないのか?」と頭を抱えた乙女の方々も多いことであろう。その気持ち、わかる。最後まで素敵な人でした。もう居てくれてありがとう本当に。

 

 

 

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等野滴

主人公と同じクラス。高等部2年。

滴ちゃん!!!!!あたしの滴ちゃん!!!!!天使滴ちゃん!!(またしても崩壊)滴ちゃんは唯一の一般友達。親友。公式に画像無かったので特別にスクショだよ!いつも優しく主人公の隣に寄り添って話を聞いてくれます。恋バナが好きで、お相手について根掘り葉掘り聞き出してくれます。的確なアドバイスまでくれる滴ちゃん、いや、滴大先生。利保子さんとワンツーで癒しポジを担う。毎日あなたの優しい声で疲れが吹っ飛んでました。求婚したいレベル。

 

 

 

 

 

いかがでしょうか、数乱digit。

まだプレイしてないそこの乙女のあなた。やって。

本当に、純粋に独特な世界観を楽しみたい方にオススメの作品です。終わって、シンプルに「面白かった」って言えると思いますよ。

 

もちろん書き足りないので、個別に√感想を後々アップします。

 

最後にPVを貼って消えますね。

 

閲覧していただきありがとうございました^o^

それでは、また。あたしでした。

 

 


PS Vita「数乱digit」オープニングムービー

 

 


PS Vita「数乱digit」 プロモーションムービー