夢をみてもいいですか

美少年の腕の中にいるあたしのはなし

数乱個別感想-有比√-

 

 

どうも、あたしです。

 

『数乱digit』感想を書いています。3人目でございます。

多分この方は最後に書いた方が良いとは思うのですが、まあ数字順と決めたので、かなり早めの登場でございます。

絶賛ネタバレ祭り開催中ですので、未プレイの乙女の方やネタバレ回避したい乙女の方は閲覧非推奨でございます。

 

※ネタバレ無しの全体感想はこちらから↓

atashigirl.hatenablog.jp

 

 

それではさっそく紹介しちゃいますでございます。

 

 

 

 

🖤有比√感想

 

 

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言っておきます。彼がダークホースです

今作のダークホース。景太郎も良い所だけどあたし的に有比くんがラスボス。

 

“忌み嫌われる数字”って説明文から、あ、こりゃ何かあるな、って予感はビンビンありましたが、まあ期待通り。

まず公式が最後にプレイする事をオススメしてる時点で察しますよね。

 

そして個人的に、今作で一番オススメ√

あくまでもあたしによるあたしのための勝手にあたしアワードを開催してるだけですが。それでも数乱でのナンバーワン√の称号は有比くんに捧げたい。

 

なぜならば!彼の√が一番あたしの弱いツボを突きまくってきたからです!!あたしの弱点については後述します。

 

 

有比くんは、最初の出会いのシーンから既に伍代にフルボッコにされており、とにかくボコボコにされます。シンプルにいじめられっ子です。

全体感想でも触れましたが、同じ数家でも数乱戦上位の5名で構成されている生徒会組と、数乱戦下位の者たちの集まりである数研組では学園での待遇は天と地程の差があります。有比くんは光くん率いる数研組という事もあり、ただでさえ周りから冷たくあしらわれているのに、更に超弱い。常におどおどしてるし、いざとなったら女の子である主人公を盾にしてまで逃げる。まじかよ。

そんなだから、生徒からも「数家のお荷物」とまで言われる始末。はっきり言って可哀想な子です。

 

 

でも、だからこそ、傷つく痛みを知ってるから、優しいんです。

前半は、学園に迷い込んだ野良猫のお世話を有比くんと2人でする事になって、そこから有比くんと仲良くなるのですが、このにゃんこちゃんエピソードがじんわり胸に響いてくるのです。

生徒会の誰かさんとは違い、何故か不幸体質な有比くん。もちろん動物にも懐かれず、傷付いてる所を助けてあげたにも関わらず一向ににゃんこに心を許されない。いっぱい引っかかれて手には無数の切り傷を付けてしまいます。ですが、有比くんはにゃんこにこう語りかけます。

 

「お前、沢山傷付いたんだよな。だから怖いんだよな」

「強がる必要はないよ。お前はそのままでいいんだ。弱くたって、いいんだ」

「きっとありのままのお前を必要としてくれる存在はいるはずだよ」

 

ほんっと名言多いなこのゲーム。この時点で有比くん大好きになったからあたし。

自分を重ねて、つい零したこの言葉、後々大きな伏線に繋がります。この時の有比くんの台詞に彼の人間性が現れていて、深い根幹にある。

彼の独り言を聞いていた主人公は、当たり前のように有比くんを「優しいね」と言うのですが、いや実際有比くんは心が綺麗で本当に優しいのですが、この次の台詞。ここがあたし的に一番好きな所です。

 

「別に優しさとかじゃないんだよ。俺が弱い人間だから弱いものに優しくしてるだけ」

「自分より弱い存在がいることで『俺はまだ大丈夫』って安心したいだけ」

 

この台詞の素晴らしさ、伝わっていますか?

変に良い人ぶる事もせず、ただ正直に、客観的に自分という存在を俯瞰から見て言える言葉です。めちゃくちゃ好きですこの台詞。

「優しいね」って言われて、「そんな事ないよ」とか、「可哀想だから」とかって言う事はとても簡単です。ですが有比くんは、自分が「優しい」のは「自分が弱いから」だと言ってしまいます。これは言うのに物凄く難しい事だとあたしは思います。

弱いとか強いとか言いますが、基本あたしたちはみんな弱いと思って良いです。富も名声も思いの儘にできる上流階級の人や、一流芸能人は強いかも知れません。ですが、一般的にこの世界に住む大多数の人間は平等に弱いです。学校のテストで悪い点を取った時、みんなの点数を聞いて、自分よりもやばい点数を取ってる子が居たら、「仲間〜(笑)」って言いながらも心の中では「良かった」って思った事、ありますよね?テストが例に出しやすかっただけですが、他にも他人より優っていて安心する事っていっぱいあるはず。だけど決して口には出さない。それは、認めたくないから。自分の弱さを曝け出したくないから。恥ずかしいから。かっこ悪いから。

でも、有比くんはごく当たり前のように「自分は弱い」と認める事ができます。

「自分より弱い存在がいることで『俺はまだ大丈夫』って安心したいだけ」って言えるんですよ?これが彼のすごい所です。そして何よりもすごく共感できる本心ですよね。競争社会に生きるあたしたちが、他者を蹴落として自分の傷を癒す事は無意識の中であってもごく自然な事。でも実はあまり気付いてない。気付いているとしても知られたくない。そんな「普通」を有比くんはぶち壊し正直に自分を伝えられる。この台詞には計り知れない程の彼の人格としての魅力が詰まっているとあたしは思います。

 

そして有比くん名言コーナーでこんなに語ってしまった。哲学者かあたしは。

よし、次行きます次。

 

 

有比くんの見所はまだまだ他にもあります!まずは、体育祭編でしょう。

各√にそれぞれ梵学園体育祭でのエピソードを体験できるのですが、有比くん√の体育祭は本当に良かった・・・。色々皆さん闇や秘密や悩みを抱えているのですが、この体育祭編だけは唯一平和タイムを楽しめます。本当に普通にみんなで体育祭頑張るだけです。のほほんとしてます。

有比くんは、体育祭の最終リレーで、利保子さん率いる西軍のアンカーに任命されてしまいます。西軍はしょうがなく入れられた伍代と有比くんを除き、全員女子で固められた利保子さん軍団(利保子さんが男嫌いなため)なので、男子にはせめて得点稼ぎに勤しんでもらおう、という利保子さんの考えです。ですが、いかんせん有比くんはなよなよの激弱。数研兼オカルト部。運動なんてもっての他!!なので「何で俺がこんな目に・・・」と最初はかなり嫌がるのですが、ちゃんとグラウンドの隅で走り込みの影練をして、やるからには少しでも早くなりたい、と努力するのです。そう、彼は弱いながらにとにかく頑張り屋さん。好き

しかも、影練中の有比くんを発見し、「すごいね」と主人公は感激すると、

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ねえ、好き。(うるさい)

 

こう、それとなく(いやかなり直球だけど)主人公への淡い恋心なるものを伝えてくる有比くん!!!!尊い。ああ尊い。「自分が今こうして頑張れてるのは、君のおかげ」だと言ってくれる有比くん。主人公が起こした行動によって、有比くんが変わろうとしてくれるのがとても嬉しい。このちょっとした変化が、とても大切になります。しかもこの照れ顔。有比くんの照れ顔は他にもたくさん拝めるのですが、本当に可愛いんですよ!

 

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もはややめて?瞳閉じないで??スクショが追いつかない。

 

 

結局、あの怪物生徒会長には敵わなかったものの、あとちょっと!で1位になれるぐらい、みんなを驚かせる走りを見せた有比くん。最高にかっこよかったよ!

あ、ちなみに、有比くん√でのみ利保子さんと同じ西軍になれます。あたしのような利保子お姉様ラブな乙女の方、喜んでください。これもがっつり有比くん√の推しポイントですよ。あたし利保子お姉様大好きなので。

 

 

ここまではいかに有比くんが可愛くて可愛いかを力説してまいりましたが、そろそろ本題に入りましょう。何故有比くんがダークホースなのか?

それはですね、ラスボスだからです。闇堕ちします

まあ、数字の“四”を象徴するキャラですからね。何かが絶対あるとは思ってましたが、案の定。

ちょいちょい彼の発言の中に、「やっぱり君は零崎家の人間だ」とか、「零崎家は憧れの存在だ」的なのがあります。何かすごく零崎という家に固執しているかのような印象を初めから受けるのですが、中盤で彼の口から零崎家と肆形家の関係について話されます。というのも、肆形家では代々零崎家のことが語り継がれており、呪術を生業としていたことで周囲の人間から気味悪がられていた肆形家に唯一優しくし、肆形家の人間が困っていた時には零崎家の人間がいつも助けてくれたと肆形家に残る文献に記されてあったらしい。零崎家が絶家した後も、零崎家の事を忘れない為に肆形家ではずっとこの文献が語り継がれてきたという訳です。そんな話を小さい時から聞かされていた有比くんにとって零崎家はヒーローみたいな憧れの存在だった。だから、最初の出会いで伍代に絡まれていた有比くんを助けてくれた時、主人公が零崎家の人間だと分かり驚いた、と。主人公は最初から有比くんにとって特別な存在だったのです。

そして、彼は実は壱園家の隠蔽した過去を知っていました。物語の要となる真実ですね。不正を働いた事により、梵の神によって業火に焼かれ絶家させられた零崎家は、実は捏造された過去で、先祖の壱園制衆が梵の座を守る為に零崎篤人を殺し、一家を皆殺しにしたのです。ここまでは他の√でも明らかにされるのですが、有比くん√だけ更に深い過去についても話されます。それについては後述。

「真の悪は壱園家だ」という事実を知る有比くんは、何かと生徒会長に対し過敏に反応します。主人公と生徒会長が一緒に居る事にも嫉妬し、強くなる為に、逃げ回っていた伍代からの数乱戦に応じるようになります。彼のこの心理は、主人公を守れる強さのためでもあり、戦いたくない主人公のために戦い、主人公を梵にさせようという意味でもあります。彼の中で零崎家、主人公はヒーローで、悪は壱園家。生徒会長に対する反発も全てはここから始まります。

 

そして、突如起こる切り裂きジャック事件。まるで数家への当てつけのように、生徒が何者かに数家が手袋をはめている左手の甲を狙って刃物で切りつけられる、という事件が学園で頻発するようになります。この切り裂きジャック事件は他√でも起こるのでかなり物語の鍵になるエピソードです。

この犯人は有比くんです。厳密に言うと、もう1人別の犯人がいるにはいるのですが、まあ今回は有比くんって事にしときましょう。経緯はというと、切り裂きジャック事件を起こして、その犯行状況から犯人を生徒会長である壱園央助に仕立て上げようとした訳です。普段の有比くんならこんな事しません。ここら辺から突然様子がおかしくなります。

そして、もちろんそれにブチギレる玖折巡の存在も忘れてはいけません。教師や生徒のいる前で犯人は生徒会長だと喚き散らした有比くんをボコボコにし、央助と主人公の前に連れてきます。そして、「央助さんの強さを示せ」と主人公に央助と戦わせようとする。既にボロボロな有比の代わりに戦う決意をした主人公は、どこか様子がおかしい有比くんの為にも、正々堂々と戦う事で卑怯な手を使わなくても生徒会長は強い事を示そうとした。事件を起こした犯人なんかじゃない!と。しかし、数乱戦の最中、背後から潜んでいた有比くんがグサッと央助の背中を刺し、央助を再起不能にさせる。ダーク有比くんの誕生です。

そしてそのまま主人公を梵にさせようとしましたが、こんなのはおかしいと断る主人公を見て、「じゃあ俺が梵になって君を守る」と央助の刻印数を切り、まさかの生徒会長就任。この流れには、正直泣いた。弱くても一生懸命頑張る有比くんが好きだったのに!!なぜ闇堕ちするの!?って思った乙女の方も多いと思います。ガチショック。

 

 

ですが!!ご安心下さい!!

ダーク有比くんは実は、肆形家の先祖である肆形依代の魂と同化していたのです!

・・・これだけ言うとなんのこっちゃ分からんですね。簡単に言うと、当時零崎篤人と付き合っていた肆形依代は、篤人を苦しめようと壱園制衆に騙され、そして殺され、クッソ恨みを持ってる訳です。その依代の壱園に対する恨みが、壱園家に復讐しようと何故か末裔である有比くんと同化し、憑依していた、という訳です。

そんなのアリかよ

身体的にも能力が向上し、裏生徒会長になってから他の数家のみんなが数乱戦を挑んでも勝てない。チートだ完璧に。このどんでん返しにはさすがに困惑。

 

そして、これまた何故か、事件後のある日、戦ぎの地で居眠りをしていた主人公、普段は閉じているはずの本殿への扉が開かれているのを発見。中に入り、何やら厳かな祠と零の書かれた刀を見て、その刀に触れると先祖の篤人の魂と同化。篤人の魂によって語り継がれる過去の記憶。そこで依代が有比くんに取り憑いている事を知り、救おうと決意。そんなのアリかよ。(二度目)そして、最終戦へ突入。

死闘の末、見事愛の力でラスボス有比くんを下した主人公。その後、先程本殿で見つけていた零刀に巻かれていた白いリボン(かつて依代が篤人に贈ったものだと思われる)をポケットに入れていたのだが、落としてしまう。それを拾った有比くんが涙を流す。

「これを見てたら・・・涙が」「これが、何なのか・・・全然分からない、のに」

本作感動ポイントその1。依代さんの魂が入ってるから、篤人の事を思い出し自然と涙が零れた姿に思わずホロリ。

「自分も、篤人さんも、誰も壱園家のことを恨んだりしてない」「壱園家のやった事は許される事じゃないけれど、有比くんや依代さんに復讐みたいな事をして欲しくない」と説得する主人公に、「違う!!壱園家は滅ぼさなくちゃいけないんだ!!あの家は俺が・・・!!」と叫ぶ有比くんの声と共に、「零崎家を・・篤人から私を奪った壱園を!!」依代さんの声が重なります。そして主人公の中に入っている篤人の魂が主人公と同じように悲しみ、「もう誰も傷付けないで。自分のことも」と有比を抱き締めると、篤人と主人公の想い、依代と有比の想いが共鳴し、薄っすらと2人の影が浮かび上がるんです。本作感動ポイントその2。過去と現在、歴史と想いがリンクするEND。最高か。色々ぶっ飛んだ設定でしたが、時空を超えた愛系、あたしの担当です。はい、これが初めに言っていたあたしの弱いツボです。もうね、ほんとダメなのよ時をかける感じの話。泣くから。絶対泣くからほんとに。

 

 

そんなこんなでやっとハッピーEND。いやあ濃かった。

有比くん√でのテーマは、「強さは力だけではかるものじゃない」という事です。

体育祭編での有比くんのように、主人公の誰かのために頑張る姿を見て自分も変わろう、もっと強くなろう、と努力する姿と、ダーク有比くんのような復讐のために強くなろうとする事は違いますよね。主人公に言わせると、「私はね、たとえ弱くても優しくて一生懸命な有比くんが好きだったよ」こういう事です!!!

この一言以外にあたしも思いつきません。ただ、有比くんの成長ぶりがすごかった。良い物語でしたよ(号泣)

 

 

 

 

 

 

 

🖤あたし的オススメスチル

 

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有比くんも光くん央助さん同様告白シーンあり。まじ良かった。

しかもその告白も、先に大切な事言う前にチューしちゃうんですよね。

主人公が驚かせようとほっぺにチューしたら、「仕返し」って。

「仕返し」って!!!!!うわあああ!!(逃走)

そうなんですよこの子、意外とグイグイ来る時は来るんですよ。それも無意識に。肝試し編でのお姫様抱っこも反則級ですが、ほんとギャップ萌え不可避なんですよ。切り裂きジャック事件(依代さん憑依中)の時にも告白してくるんですが、唐突に抱き締め告白できる高スキル持ちなんですよこの子。

でもまあ最後の真の告白での「仕返し」に悶えたので、こちらのスチルを採用。

おまけSSでの後日談もかなり甘い!体育祭でのリボン結んであげる時のスチルも最高に可愛いし、平均してスチル評価高めですよ。オススメ。

 

 

 

 

 

あとは、CV:鈴木達央たっつんのあの普段の有比くんとダーク有比くんの微妙な声の演じ分けがすごい良かった!!!がっつり変えるんじゃなくて、何とな〜く違う!っていう絶妙なレベルなんですよ!!さすがだなぁ〜たっつん良いなぁ〜ってなりました。

 

本作のあたし的男前ランキング堂々一位は零崎篤人である件についても有比くん√で色々書きたかったのですが、もう既にかなりダラダラ訳わかんない感じで書いてるので泣く泣くやめにしたいと思います。

ただ、有比くん√が一番オススメです。これは変えられないです。最終戦でまさかのラスボスなのも、篤人&依代について詳しく描かれるのも、物語が何かと他√と一味違って深かったので。そして何より有比くんが健気で推せるので。あたしの2推しですよ。(聞いてない)

 

 

お次は6のあの人の感想は突入します。後半組。

 

atashigirl.hatenablog.jp

 

ここまで閲覧して頂きありがとうございました!

それでは、また。あたしでした!