あたしブログ

ネットスペースデブリ乙女の脳内ラジオ

レヴァフェ個別感想ー亜貴√ー

 

 

どうも、あたしです。

 

つらつら書いていたレヴァフェ感想、ついに、最終回。

もちろんあの方。最後に残すと決めていたあの方です。

ネタバレ祭りなので、プレイ済の方、もしくはネタバレ目的の方のみの閲覧をお願いいたします。

 

ネタバレ無しの全体感想はこちら↓

 

atashigirl.hatenablog.jp

 

前置き等はもう面倒くさいのでしません。

早く。早く亜貴ちゃん√の感想を書かねば。

 

 

あたし、行きまーす。

 

 

 

 

 

亜貴√感想

 

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ついに。ついに来た。亜貴ちゃん√。

 

はっきり言います。とんだダークホースです。

やばいっす。ゴリゴリにやばいです。色んな意味で。

初見ではただの地上に舞い降りた天使さんなのかと思ってましたが、プレイしてみないと分からない事が多い。共通√から薄っすらと何かただならぬものを匂わせてましたが、やっぱりダークホースだった。

 

 

亜貴ちゃんも他のキャラの√同様、一筋縄では恋人同士になんてなれません。

それが、一筋どころか五十筋くらいのレベル。(言い方)

 

誰よりも優しく、それも見返りを求めることなく、誰にでも優しくできる。本当に天使か何かのような人。ですが、決して自分の想いは話さず、「愛や恋が信じれない」と常に一線を引く。例え辛く苦しくても、無理にでも笑おうとする。

その理由は全て複雑な家庭環境にありました。

 

物心つく頃から、亜貴ちゃんと玲音の両親は不仲で、毎日喧嘩ばかり。子どもの目の前で平気で違いを口汚く罵り合う。そんな姿ばかり見せられながら成長していった亜貴ちゃん。

とりわけ母親とは色々とあり、父親似な亜貴の性格を鬱陶しがっていたらしい。散々な扱いを受け、亜貴に「そして今も、僕をいらない子だとおもってる」とまで言わせる程。

2人が喧嘩してた時に、母親が言った「『亜貴がおなかにいなかったら、あなたとは結婚しなかった』」。

これを偶然聞いてしまった亜貴ちゃんは、一体どんな気持ちになっただろう。こんな事を母親が言ったとは玲音にも言わず、ただ受け止めた。

「だって、僕がこの世に生を受けたことが、あの間違った家族の始まりで、」

「玲音の悲しみの始まりなんだとしたら・・・・玲音に申し訳が立たない」

そう。どこまでも他人の事を想う。文句も言わず、自分は蔑ろにする。悲しい子です。

上のこの太字の台詞は、亜貴ちゃんの誕生日に、内緒のサプライズパーティーを決行した主人公たち。その日亜貴ちゃんを会場である久遠先輩の家に連れて行くのは主人公の役目だった。行きの間も、自分の誕生日の事なんて一切触れようとしない。そんな亜貴の姿を悲しく思った主人公が、その日の帰りに「何で自分の誕生日だって言わなかったの?もしかして忘れてたの?」と聞いてみた時の、亜貴の台詞です。

自分の生まれた日は、祝うような日じゃないって思うんだよ、と。

 

しかも、問題はですね、この主人公の疑問に対する答えをですね、主人公に直接言わないんです。

主人公が誕生日プレゼントとしてくれた水色のイヤフォンを「聴かせたい音楽がある」とわざと話を逸らすかのように耳に付けさせ、主人公が音楽を聴いている間に話すんです。

亜貴ちゃんの悲しい告白は、実際に主人公の耳には届いてないんです。

亜貴ちゃんんんんんんんん(号泣)

このやり方セコくないか(;o;)切なすぎて胸が苦しくて(;o;)このシーンが個人的にすごく印象に残りました(;o;)

 

 

そして、過去の母親とのとあるエピソードのせいで、亜貴ちゃんには大きなトラウマがあります。簡単に言えば母ちゃん最低です。

亜貴ちゃんがドラムを叩けなくなります。

亜貴ちゃんといえばドラム!「久遠と玲音を音でも支えてあげたいから」という亜貴ちゃんらしい素敵な理由で始めたドラム。いつもどっしり影でみんなを見守る縁の下の力持ち的な存在。

そんな亜貴ちゃんが、ドラムを叩けない。怖くなる。

 

それは、遠い昔の子どもの頃の記憶。

母親の趣味で玲音と亜貴は小さい頃からピアノを習っていた。発表会当日、玲音が熱を出してしまい主人公と亜貴の2人だけで出場する事に。

いつも明るく場を和ませる玲音がおらず、その上1人で舞台に立ってピアノを弾く事が重荷となって、主人公が緊張で泣き出しそうになった時、亜貴は「大丈夫だよ、いつもどおりに弾けばいいんだよ」「僕は君のピアノが好きだよ」と優しく励ましてくれた。亜貴のおかげで主人公はミスもなくピアノを弾ききる事ができた。

しかし、励ましていた亜貴がいざピアノの前に座って弾き始めると、途中で指が動かなくなってしまった。顔は青ざめ、今にも倒れそうになった。先生が亜貴を見て楽譜が飛んだんだろう、退場させた。

その後、亜貴の母親は亜貴に怒鳴り散らした。ひたすら罵倒した。「あんたができるのはこれぐらいしかないのに、何私に恥かかせてんのよ!」

どれだけ亜貴がごめんなさいと言っても、母親は全く許そうとしなかった。

 

この時のたった一度の失敗と罵倒が、亜貴ちゃんの心の傷になったんです。

だから緊張に弱く、失敗を恐れた。そのトラウマが再発して、ドラムを叩けなくなってしまったんです。

「僕がピアノを弾く時だけは、あの母さんがびっくりする位優しくしてくれたんだ」

「あの人は、誰よりも玲音が大事だったから。手放しで褒めてくれたのは、ピアノと、あとは、料理くらいなんだよ」

そう語る亜貴ちゃんの姿が無性に可哀想で、見てるこっちが泣きたくなる。

玲音もつむぎも久遠もそれぞれに闇を抱えていましたが、亜貴ちゃんは本当に重い。

だからこそ、ただの恋愛ゲームじゃない物語にすごく惹かれましたね!

 

両親の不仲、離婚、母親からの差別。

これらの要因が絡まり合って、結果亜貴ちゃんは所謂「恋」だとか「愛」だとかがわからなくなってしまった。なので、主人公の事も受け入れようとしない。

人間が愛し合ったって、最後は憎しみ合うだけなんでしょ?なら最初からそんなものなくていい。

最初はただの幼馴染だと思っていたけど、亜貴があまりにも自分を無価値な存在に扱うことに疑問と悲しみ、そしてそれをやめさせたい、自分の大切な人だから、もっと自分を大切にして欲しい。主人公のそんな気持ちがいつしか恋心に変わります。

そして、ついに主人公が自分の想いをぶつける日が来ます。亜貴ちゃんは、

泣きながら「僕を好きにならないで」「僕、君のことを好きなままでいたい。嫌いになんてなりたくない」と主人公に懇願するんです。これが、最初の亜貴ちゃんの告白に対する答えです。亜゛貴゛ち゛ゃ゛ん゛ん゛ん゛(大号泣)

 

これが亜貴ちゃん√が普通じゃない理由です。

守りたいと思う人ほど、傷付けてしまうから、愛に終わりは来るから、ならば今まで通り仲良しな幼馴染のままで。傷つく事もなく、お互い幸せじゃない。って。

屈折しまくったこの考え方は、幼い頃の心的外傷の産物です。

本当は、亜貴ちゃんはずっと主人公が好きだったんです。玲音と付き合ってた頃も、ずっと。ずっと主人公だけを見てた。

そして、玲音と別れてからも、玲音は主人公が今でも好きな事も知っていた。お兄ちゃんだからわかるんです。この玲音の事もあって、“主人公を好きになってはいけない”という観念に囚われていた。だから尚の事主人公を突き放します。

 

半端ないですよね、この三角関係。玲音が何よりも大事で守ってきたからこそ、好きな人まで諦めさせるわけにはいかない。もう、どれほど辛かったんだろう亜貴ちゃんは。何で弟と同じ人を好きになってしまったんだろう、と今までずっと考えてきたんだろう。恋を信じれないのに、好きになっちゃいけない人を好きになろうとしている。亜貴ちゃんは本当に可哀想でした。

 

なので、卒業式の日にやっっっ・・・(5分くらい空けて)と!結ばれた時はあたし、もう感動で画面が見えなかったです。一度は振ってしまったものの、久遠先輩、つむぎくん、そして玲音にバシッと背中を後押しされ、ようやく「好き」と言う気持ちに向き合う決心をするんです。

この、玲音の最後の砦感がもう、もう、(言葉にならない)玲音だって主人公が好きなはずなのに、自分のために亜貴が苦しい思いをするのは耐えられない、亜貴なら大丈夫だ、と最後の最後に亜貴ちゃんの心を取り戻すのは玲音なんです(;o;)亜貴ちゃん√の玲音は神がかってて、まじで揺らいだ。それぐらい、男前。いやほんとに言葉にならない。

 

そして亜貴ちゃんの告白シーンがナンバーワンです。

こればっかりは譲れません。異論も認めません。頑なにあたしは亜貴ちゃんを推します。それはプレイした乙女の皆様ならわかってくれるはずです。

あえて告白台詞は書きません。書けません。

これは、亜貴ちゃんの言葉でないと意味がないからです。

 

とにかく、亜貴ちゃんが一番恋人になれた瞬間嬉しかった。

 

 

 

 

レヴァフェメンバーのDINE公開コーナー

 

すごいタイミングですがキリがないのでここで亜貴ちゃんのDINEコーナーに入ります。もう既に書いてて涙目ですがいきます。

 

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何このアイコン。可愛いんだけど。もうこの部分だけで亜貴ちゃんなんだけど。ああああ癒される。

 

電話がかかって来るたび癒される。メールが来るたびまた癒される。

個性が出てるみんなのDINE、ほんと好きなんですよねあたし。これで全員分の紹介が終わりましたが、皆さんは誰のDINE画面が一番好きですか??

 

 

 

 

あたし的お気に入りスチル

 

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悩む余地無し。これしかない。

腕枕に、頬に手を添え、この熱っぽい瞳!!!!!!!

夜!!!!!ベッドの上!!!!!!!!

まあこれだけで何が起こるかわかりますよね!!!ね!!!

このスチルだけ後で5回くらい見直して1人ドゥフドゥフしてました。ハイ。

 

 

 

 

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あーー他にもたくさん書きたいことある。

永久ちゃんの良い子ぶりに罪悪感に苛まれすぎることとか、所々挟まれる玲音の切ない片思い臭にまた胸が痛んだこととか、アンコールの幸せ絶頂に過呼吸になりかけたこととか。

とにかくとにかく、ほんと、ダークホースなんですけど、そこ乗り越えた後の2人の幸せはもう凄まじいですから!やりきったわぁ!ってなりますから!

 

結果、亜貴ちゃん√は最高にオススメって事です。

 

あと、この亜貴ちゃんの顔に1563336回は殺られました。

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これでレヴァフェ終了!お疲れ様でした!

大満足です。次のダイナーはライアーズ買う予定。

 

最後まで閲覧ありがとうございました!

 

それでは、また。あたしでした!