あたしブログ

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ニルアド個別感想-昌吾√-

 

 

どうも、あたしです。

 

これまでPS Vita専用乙女ゲーム『ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑奇譚』のプレイ感想を書いていましたが、(下記参照)(ネタバレ無しのやつです)

 

atashigirl.hatenablog.jp

 

  

ふと、あたし思いました。

“ニルアドミラリ”って、何ぞや?と。

 

『恋とアウラと私』みたいなタイトルだったら(センス皆無)何とも思わなかったんですけど、本編で「ニルアドミラリ」なんて言葉1回も出てこなかったじゃないですか。今になってその意味が気になり出してきたので、尊敬するWikipedia先生に聞いて来ました。

 

 

ヒル・アドミラリ (ラテン語: Nihil admirari)、ないし、ニル・アドミラリ (ラテン語: Nil admirari) は、「何事にも驚かない」、「何事にも動じない」という意味のラテン語の語句。

マルクス・トゥッリウス・キケロは、真の知性は、起こり得るあらゆる出来事に備えができている、ということであり、何があっても驚かされないことであるとして、アナクサゴラスの例を挙げている。アナクサゴラスは、息子の死を知らされて、「私に授かったものが死すべきものであることは知っていた (Sciebam me genuisse mortalem)」と応えたとされる。ホラティウスやルキウス・アンナエウス・セネカ(小セネカ)も同様の事例に言及し、そのような態度の倫理的強靭さを賞賛している。ニヒル・アドミラリ - Wikipedia

 

あたしが尊敬するのは母とAmazonWikipediaです。さすがですWikipedia先生。

“ニルアドミラリ”はおそらく、このラテン語から由来しているのですね。

「真の知性は起こり得るあらゆる出来事に備えができている事」、という定義、なるほど。何があっても驚かされない精神を持つという事ですね。

本作のタイトルである“ニル・アドミラリの天秤”は、その知性、何があっても驚かない事が色々な事件や愛によって右に左に揺らいでしまう、という意味なのかなとあたしは推測しました。皆さんはどう思いますか?

 

 

 

おほん。すみません。ちょっぴり脱線してしまいました。どうしても気になっていたので!!

 

それでは今回も張り切って√感想行っちゃいましょう!ようやく4人目に到達です!レビューの楽しさを知りました!

 

ネタバレ盛り沢山の内容なので、プレイ済の方やネタバレ目的の方のみの閲覧を激しく推奨します。これからプレイする予定の乙女の皆さんは最初のネタバレ無しの記事を呼んでくださいね。ちゃんと忠告しましたからね!

 

 

 

 

 

【鵜飼昌吾√感想】

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来ました。来ましたねこれは。

この鵜飼昌吾、彼の√はあたしイチオシです。最初にチラッとお話してましたよね。

声を大にして言えます。彼は最高です。

本命は滉ですけど、好きな√は間違いなく昌吾。誰が何と言おうと昌吾。

早く昌吾√の感想を書きたくて書きたくて仕方なかった!!!ああ!(興奮状態)

 

 

今まで散々物申してきましたが、昌吾の場合本当に言う事が無い。物申しポイントゼロ。いやまじで。素晴らしかった。

強いて強いて更に強いて言うなら、ただただ初期がウザすぎた。これぐらいです。

共通√の時から「イヤイヤイヤこいつだけはナイ絶対にナイ」って確信する程のウザさ。首相の息子で典型的な金持ちのボンボン。どうやってこいつと恋愛に発展しろって言うんや。苦行かよ。みたいな。何もかもが許容できなかったですね。あと個人的にメガネは管轄外。(何様)基本、自分好みのビジュって大切。あたしの場合メガネキャラは推し対象から自動的に外れてたんですよね今まで。ですが彼は見事にあたしの鉄壁ガードをぶち破りました。ATフィールド突破。完敗です。

 

こういう我儘生意気キャラ大好き!っていう乙女の方もきっと多くいらっしゃると思うので、昌吾系がタイプの方は最初からムフムフだったんだろうなと思います。需要はありそう。だがあたしは無理だった。居候の身の癖に爆音で音楽流すわ、注意したら逆ギレするわ、挨拶したら「気安く話しかけるな」だわ、掃除当番も全うしないわで身も蓋も無い。内心ぶっ飛ばすぞこいつ・・・と思いながらひたすらポチポチ。

あと、隠さんハッピー?ENDのみんな大集合スチルの時があったと思うんですけど、そこでみんなと昌吾の会話を聞いて累が「鵜飼くんってこんな感じだったんだ・・知らなかった・・・」的な事を呟いてましたよね。そこから思うに、帝都大学の学生として大学生活を送っている彼は少なからず猫被ってたんじゃないでしょうか。同じ大学の累がびっくりする程ですから。ナハティガルの誕生パーティーの時も、お偉いさん方と話す昌吾は普段と違いにこやかでしたよね。お付きの雉子谷さんも「普段は物静か」「ああ見えてとても優しい」と主人公に話していたし。

ここで疑問に思ったのは、「何故フクロウの皆には最初から素で通していたのか?」です。自分とも歳が近いメンバーも多く居る中、あの露骨なまでのウザさ。普通ここでも猫被る気がするんですけどね。段々素が現れてくる演出の方が良かったような。いや、やっぱりウザかったのが段々デレてくるのが良いのか。ウワアーー悩むーーー。ま、結果オーライですけど、あたしがちょっと違和感を感じたのはそこですかね。

 

出会った時から、主人公にとって昌吾は気になる存在。愛する弟ヒタキと偶然同じ日に稀モノによる自殺未遂事件を起こした人間ですから。放っておけなかったんでしょうね。なので、序盤からウザさに怯まず果敢にコミュニケーションを取ろうとする主人公。正直よくやるわ君(他人事)。あたしだったらガン無視ですよ。主人公は本当心が綺麗すぎるというか、優しさの度合いが酷すぎ。乙ゲにはよくある主人公像ですが。あたし的に自分の心情に合わないので、たまにはシンプルに普通な女の子を主人公にして欲しいものです。あとはギャグセン高いとか。

それは良いとして、あたしが惹かれたのは昌吾の脆さ。稀モノ事件をきっかけにフクロウの管理するアパートで生活するようになった昌吾。唯一雉子谷さんを側に置いて、あとは誰とも関わろうとしない。「首相の息子」という世界が窮屈に感じたんだと思います。1人自由になりたかった。そして自殺未遂を起こしてしまった事で傷付き、本を読まなくなってしまった。あの傲慢な態度の裏にはこんな繊細な心を併せ持つ。だから余計に彼をもっと知りたいと思ってしまうんです。

そして、昌吾の必殺技。完璧なテンプレツンデレ。セコいですよね〜〜も〜〜。初めは超尖ったツンを連発するんですけど、ちょっと主人公が悲しそうにしたりしたら慌ててデレてくれます。素直になれなくて、どうしても上から目線な物言いでお願いしてきます。隼人とか他のメンズたちは呼び捨てにするのに、自分だけ「鵜飼さん」なのが気に入らなくて拗ねます。分かりやすく嫉妬します。本当にありがとう。

この2つの素顔が彼の魅力をこれでもかってくらい増幅させてて、キャラとしてよく立っています。昌吾の強み。

 

何が好きって分かりやすい所。嫉妬やヤキモチが態度に出る人は見てて愛しい。その分後で必ず反動が来るって分かるのも盛大に胸キュンできるのでツンデレはもはや兵器なんじゃないでしょうか。悪い事は言いません。昌吾√をプレイして下さい頼みます。

 

ウオオオオオオオと来たのは、あのお風呂場でのシーンですね。間違えて女湯の方に入ってしまった昌吾。運悪く脱ぎ途中だった主人公。お約束の展開です。主人公と一緒に叫ぶ昌吾のピュア可愛さ!!そしてあの真っ赤な顔!!あたしも脱ぎましょうか!?!?(黙ります)

その後、主人公の部屋に「見てない」というメモ(実際は見た)を滑り込ませておく昌吾の行動もまた。どんだけ萌えさせたら気が済むの???

他にも一緒に長時間ダンスを踊った時も良かったです。初めてお互いの手に触れ、心地良さと淡い恋心と“離れたくない”って感情が一気に伝わった結果、曲が終わっても尚踊り続ける2人。何てときめきメモリアル美女と野獣も真っ青ですよ。ここら辺から両思い臭が出てきてたまらない。

いちいち挙げてたらきりがないくらい、胸キュンポイントが大量なのが昌吾√。あたしは心臓が250個くらい無いと足りなかったです。今現在死亡中です。

 

 

 

 

 

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そして昌吾のオススメスチル。迷う余地はありません。

告白シーンのスチルですね。これ一択。

ほんっっっっっとうに、昌吾の告白シーンが最高。もう無理。死んでしまう。あ、死んでたんだった。いやいや本当に本当に本当に素晴らしかった。自分への苛立ちと主人公への愛がごちゃ混ぜになって、「どうして僕をこんなに好きにさせるんだ」と泣きながら言うんです。あの今までの冷徹な雰囲気だったのが、こんな表情するんですよ!?!?

 

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これがですよ!?!?!?ねえ!?!?????

どうしても差分を表示したかったので、昌吾だけ特別に2枚。破格の待遇。

ツンデレは世界を救うと一目瞭然で分かりますね。多分、この時点で皆昌吾にやられてます。やられてます。絶対殺られてます。色々言葉にしたいんですけど、感情に追いつかない。でもこれで十分魅力が伝わったと思います。

 

 あ、昌吾√のオススメポイントはまだありました。

リップ音のサービスがすごい。本当に。やっぱ乙ゲにはCV:木村良平ですよ。感謝しかないです。惜しげも無くリップ音くれますから。マジオススメ。

 

 

 

 

 

ハァ語った語った。昌吾√お腹いっぱいです。

 

あたしの文章なので、見にくい所等たくさんあったと思いますが、最後まで閲覧してくださってありがとうございましたです〜〜^o^

昌吾√の感想いかがでしたか?

 

 

※キャラ別√感想まとめはこちら↓

 

atashigirl.hatenablog.jp

 

 

それではまた。あたしでした。