あたしブログ

ネットスペースデブリ乙女の脳内ラジオ

ニルアド全体感想

 

 

どうも、あたしです。

 

遅ればせながらPS Vitaを購入し、初めて手にした作品。

 

『ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑奇譚』

 



 

 

 

今日はこのニルアドをプレイした感想を書きますね。

 

 

 

あたし、 続編も出ると決まってるし最初からニルアドを買おうと決めてたんですよ。

 

絵柄はあのディアラバのさといさんなので間違いないし、何よりも“大正”という単語に弱いあたし。

“大正浪漫”の響き、好きな方も多いんじゃないでしょうか。

大正時代の学生服(学帽マント付)がもう堪らなく好物でして、現代のブレザーなんかとは比べ物にならない程魅力を感じます。軍服に次いで興奮します。

 

 そして、CERO判定がD。ココです。

もう一度言います。CERODです。

乙ゲをプレイするにあたり、あたし個人としてはDくらいは欲しいんですよね。どちらかと言うとあたしは確実にエロさも求めてプレイする乙ゲユーザーなので。

最近はCがほとんどだと思うんですけど、ニルアドはそこを飛び越えてDを獲得してくれました。あたし的に大きなポイントです。

 

プレイする前にチラッとレビューを見たのですが、皆さん口々に「エロい」とおっしゃっていて。あたしはまあそれはそれは大きな期待を抱きなからプレイしました。

 

 

簡潔に言います。

 

言う程です。

 

あたしのエロ耐性がかなりの物なので、あくまでもこれはあたし個人の感想なのですが、そこまで「ウォオッッ!?!(吐血)(失神)(昇天)」となるまで官能的な内容だったとは言えませんでしたね。まあこんなもんかぁ!って感じ。

 

ですがレビューにも書かれていた通り、中には純粋な恋愛がしたいというか、あまり露骨に夜を匂わす演出をして欲しくない方や、そういうのが苦手たちは「ちょい、エロいだろ待て待て!?」な反応なのかなと思います。

 

やる事はやります(大事な部分はさすがに省かれますが)よ。

そこそこにむずっとはするが、官能耐性がある方は「あーなるほどね」って感じになる、そんな内容でした。

 

やばい、すごいエロそう・・と尻込みする必要は無いです。

 

 

 

 

 

攻略対象紹介(あたしの雑コメント付き)

 

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尾崎隼人(CV:梶裕貴)

馬鹿正直。鉄は熱いうちに打て系男子。

何でもできてその上イケメンなザ・お前がメイン。

 

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鴻上滉(CV:岡本信彦)

一匹狼。何か事情がある匂いプンプン系男子。

アー出たー俺に話しかけるな近寄るな感ー。

 

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星川翡翠(CV:逢坂良太)

ハーフ美少年。何だよただの天使かよ系男子。

私服も可愛い。言いたい事は天使ただそれだけ。

 

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鵜飼昌吾(CV:木村良平)

首相の息子。第一印象底辺系男子。

最高最強のテンプレツンデレを爆裂そして自滅。

 

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汀紫鶴(CV:鈴村健一)

作家。絶対に1人は居るフェロモン担当系男子。

全乙女の期待を一身に受けるずるい大人代表。

 

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鷺澤累(CV:櫻井孝宏)

医学生。天然無自覚タラシ系男子。

涙ぼくろ+医学部優等生の破壊力53万。

 

 

プラス隠しキャラ√もあります。

 

 

 

ハイ。

 

本当に雑に主要攻略キャラの彼たちを紹介しましたが、ビジュで決めるも良し。声で決めるも良し。あたしはいつも直感で選んでますが、皆さんは順番などにこだわりがありますか?そこんとこ語り合いたいですね〜。

 

ちなみにあたしの本命彼は滉です。ぶっちゃけかなり悩みましたが。

あとハーフアップしてる人すきなんですよあたし。片方編み込みとかも。長めの髪が好きですね。性格とかもこの子はドンピシャ。間違いないなって感じの。書き出すとネタバレになってしまいますので、また次の機会に。

 ビジュだけで言うと、隼人も超絶タイプなんですけどね!黒髪(主食)だし、アシメのオシャ髪たまらんですね〜イケメンすぎますね〜。さといさんの絵柄は見てて安心をくれます。本当にありがとうございますさといさん。

 

あ、本編だけで選ぶと、オススメはダントツで昌吾√です。

もうね、これは譲れません。気持ち良い程ときめきましたよ。

彼は主要キャラの中でも底知れぬ魅力がありますね。これもまたおいおい。

 

 

 

 

 

 

 

 

物語の内容的には、アーッ惜しい!と感じる点が多々ありました。

 

 

 

華族の令嬢である主人公は、可愛がっている弟ヒタキが偶然“稀モノ”と呼ばれる書き手の強い想いや感情が読み手に影響を及ぼす本を読んでしまい焼身自殺(未遂)を起した事をきっかけに、稀モノの放つ“アウラ(オーラ)”が見えるようになってしまう。そしてヒタキのような犠牲者をこれ以上増やしたくないという想いから、稀モノを収集し管理している通称“フクロウ”と言う組織の一員になる事を決意する。様々な人々の嘘、憎悪、過去、因縁が交錯する中、彼女は愛を知っていくー」

 

 

物語を簡単に説明するとこんな感じ。

 

大正時代を背景に、周りの建物や風景、小物などの雰囲気はあたし的にすごくツボで、うわぁ可愛い好き!ってなりました。

 

 

ですが、 話の大元となる軸や根幹が雑だったかな〜という印象を受けました。

これは本当にあくまでもあたしの感想ですので、プレイした全ての人が同じように考えたとは思いません。勘違いしないで下さいね!

 

プレイしていて、いかに流れに身を任せられるか。

いかに「あれ?」と思わさずに進めるられるか。

 

これが、シナリオで一番重要な要だとあたしは思います。

ゲームとは言え、やっぱり没頭したいんですよ。共感して感情移入したいんですよ。

エロと萌えだけを追い求めて乙ゲをやってる訳じゃないんですよ。

本当に相手を好きになって、本当に愛してもらいたいんです。

 

その点で、主人公と相手が恋仲になっていく過程を特にもっと大切に描いて欲しかったです。もう一度言います。過程を特に。

 

全てのキャラの√がすぐ好きになっちゃったてへぺろ☆はいゴールイン!では無かったですよ!すごい悶え死ぬ程胸キュンする所もたくさんありました。

ただ、素材が良かったのでそういう粗が余計悪目立ちしてしまった、という感じですね。

 

いや、本当にテーマ性はバッチリです。

「本」が題材になった乙ゲって、なかなかあるようでないですよね。稀モノという書き手を想いが具現化する本とか、アウラが出るとか。

そういう世界観が素敵でうっとりしました。あたし自身本とか文学的な物がたまらなく好きなので。乙女のツボを良く突いてきました。

 

あとは、各キャラの短編小説や手記を集めるお楽しみコンテンツが楽しかったですね!本編では深く語られなかった気持ちや真実なんかを垣間見る事が出来て、ジワァッと来るものがあるんですよ!感動しました。

全て集めるにはBAD ENDも攻略しないといけないっぽくて、基本的にBADは見ない主義のあたしはちょっとキツイですが。

でもトロフィーとかやってるうちに集めたくなるんですよね。これもまた乙ゲの醍醐味です。なので気が向いた時に集まる予定です。

 

 

最後にすごく言いたい事。

 

 

あたしには持論がありまして。

 

それはズバリ。

 

 

「良い乙ゲは、良いサブキャラから」

 

ハイもう一度。

 

「良い乙ゲは、良いサブキャラから」

 

 

だって、ずっと攻略対象とばかり話してたらゲームとして成立しないですもん。

物語を最も鮮やかに彩ってくれるのは、イケメンヒーローでも美麗スチルでも声優フルボイスでも無く、紛う事なきサブキャラの皆さんのおかげです。

 

時には励まし、時には肩を押し、時には一緒に泣いてくれる。

プレイしててこれだけ癒される相手ってなかなか無いんですよ。

もちろん攻略対象とのイチャラブもたまらんですよ?鼻血多量ですよ?

でもですね、地味でありながらも影で支えてくれるサブキャラの良い個性が無ければ、良い乙ゲとは言えません。

 

ニルアドはサブキャラがすごく良く生かされていて、どの人も愛着湧きまくりで愛しかった。 少なくともあたしはそう強く思います。天地神明にかけて。

 

 

ここであたしがお気に入りだったサブキャラをご紹介しますね。

※微ネタバレ?アリ(多分支障が無い程度だと思いますが一応)

 

 

 

 

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鷺宮

鷺宮さん!!!ああ!!お姉様!!!

主人公の上司に当たる方ですが、この人には毎度毎度本当に助けられました。

強くて正しい女の人って、憧れじゃないですか。ギアスのコーネリア姉様のような。

正に朱鷺宮さんはあたしの理想の女性で、理想の上司です。

もうね、本当に色々と主人公の助けになってくれるんですよ。それは仕事の面でもそうだし、恋愛面でも。迷っていたらバシッと背中を押してくれて、いち早く悩み事とかも気付いてくれます。最初から主人公に恋愛を進めてくれるのもこの人です。大好きです。

 

 

 

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柾小瑠璃

帝都新聞の新米記者で、主人公の仲良しな先輩。小瑠璃ちゃん、あなたも本当に可愛くて会う度に小瑠璃ちゃんへの愛が・・・。

小瑠璃ちゃんのおかげで主人公の気持ちに変化が起こったり、恋のサポート(?)を頑張ってくれたりして、本当見てるこっちは感謝でしかないですよ。友達思いで芯を強く持って仕事を頑張る彼女の姿も最高に素敵でした。

密かに葦切さんとの恋をあたしは応援していたよ最初から!!多分みんな思ってる事だよ!早くくっ付いてお願い!!!

2人の手記で余りの胸キュンに悶絶しました。

 

 

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四木沼薔子

 薔子お姉様!!!お姉様もまたあたしに癒しをくれた1人です。

四木沼喬というまあ見るからに悪役臭がすごいやつの奥様なのですが、彼女とはとある√で一緒にお茶会をします。招いてくれます。

お美しいし何故か主人公にはとても優しいし囁き声が最高に可愛いです。

最初この人も敵なのか?どうなのか?と一歩引くんですけど、どう考えても癒しでしかない。薔子さんの不思議な癒し効果は本編をプレイしないと伝わらないです。

もっとお茶会したかった。

 

 

 

 

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燕野太郎

これまでことごとく女キャラばかりでしたが、彼を忘れてはいけませんよ。

服装の通り、彼は警官なのですが、訳あって主人公たちフクロウの仲間に。初っ端の登場から彼が真の善人なのだという事は誰が見てもわかります。いつも元気で、受け答えの仕方とか本当に可愛いんですよ。警官の在り方について彼なりに真剣に考えていて、正義のためなら命も厭いませんと言い切れる程真っさらで素晴らしい子なんです。

主人公がボタンを留めてあげただけであの慌てようもズキュンとやられちゃいましたね!!物語の中でも常に主人公たちの近くに居て、大切な役目をしっかり果たしてくれます。彼の持ち前の明るさにいつもホッとしていました。

 

 

 

 

 

まだまだ他にも登場キャラはたくさん居ますよ!

ですが全員を挙げるとキリがないので。

 

拙い文章ですが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

ニルアドという作品がどんなものか、少しは伝わったら幸いです。

 

 

※ キャラ別√感想(ネタバレ大アリ)はこちら↓

 

atashigirl.hatenablog.jp

 

 

 

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